保育所新築を4月公告 小学校跡地/設備工事と一括(女川町)

[2019/12/24 宮城版]
 女川町は、町立保育所の新築工事を発注するため、来年4月に一般競争入札を公告する。建築や電気設備、機械設備などを一括する。町議会6月定例会で承認を得て本契約を結ぶ。新築設計は関・空間設計(仙台市青葉区)・石森建築設計事務所(同)JVに委託しており、これから実施設計を作成し、来年3月までに成果をまとめる。
 新しい保育所は、女川小学校の校庭部分に建てる。園舎は木造一部S造平屋約1000平方mの規模。建物は楕円を半分に割ったような扇形で、南側から西側に向かって遊戯室、5歳・4歳・3歳児室、給食室、事務室、0歳・1歳・2歳児室の順に配置する。楕円の中心には園庭を配置し、建物の東側に56台分の駐車場を整備する。
 設計業務の委託に当たっては、公募型プロポーザルを採用し、同JVを優先交渉権者に選定して3月29日に契約を結んだ。プロポの設計条件では、建設時期に2020年6月~21年3月、工事費に4億7000万円を設定していた。工事費はこれより増える見込み。
 プロポで同JVの提案は▽保育所を住宅地と商業エリアを結ぶ「交流の場」とし、地域全体で子育て支援をする場となるよう敷地を位置付ける姿勢▽建物を扇形にすることで外部の豊かな自然環境との接点をより多く持つことができるようにしている点▽設計上無理のない高気密・高断熱(ZEH)の対応が、実績に基づく床下暖房の提案と併せ期待が持てること──などが高く評価された。
 女川小学校は堀切山地区に移転新築することになっており、既存の校舎と校庭の間には道路が整備される予定になっている。敷地内にある法面を保育園児の遊び場として活用することも検討している。
 町立保育所は、大震災で被災し廃止となった女川第二保育所と出島保育所の機能を統合させる。定員は150人を予定している。

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