宮の橋を21年度修繕工 中川原橋架替え 番場橋廃止を検討 栃木市

[2020/10/17 栃木版]
 栃木市は、橋梁長寿命化修繕計画を改訂し、定期点検結果で健全度III29橋を抽出した。このうち未対策が15橋で、今年度で上人橋、2021年度は宮の橋の対策工事を実施する。市道路河川維持課によると、宮の橋は再塗装と鋼桁の支承部分の修繕、落橋防止装置の設置を計画しているとした。15橋のうち東北自動車道整備に伴い、現在のNEXCO東日本から市に移管された仮設橋の中川原橋、木橋の番場橋は安全性が担保できないとして架け替えが必要とし、番場橋については近隣の橋と統合した廃止を検討、地元調整を進めているとした。

 今年度対策を実施する上人橋は、再塗装と床版の補修で工事を発注済。21年度に計画している宮の橋は、市道2053号線が一級河川永野川を渡河する鋼橋で、1972年に架設された橋長71.8m、幅員4m。修繕工事に伴う詳細設計は、栃木県用地補償コンサルタント(栃木市)が担当している。

 中川原橋は、東北道のボックスを越えた先にあり、架け替えに伴う迂回路の確保が難しいと判断。対岸には家屋があり、迂回路を確保しないと豪雨などの非常時に孤立する恐れがあるという。また、移管橋のため資料が乏しく、構造上の問題や耐用年数などを含めた調査が必要とした。市道2069号線の鋼橋で、橋長23m(W4.2m)、1970年に架設された。

 番場橋は1925年に架設された橋長14.2m(W2.2m)の木橋で、地元の要望を受け現在は市道61104号の人道橋として利用を許可。下流に近接する樋の口橋の長寿命化対策を行い、番場橋は廃止の方向で検討しているとした。樋の口橋も健全度IIIに分類された、橋長16.2m(W4.4m)のRC橋。市道1044号線が一級河川三杉川を渡河、1956年に架設されている。

 市は5年に1回、定期的な点検を実施しており、このほか健全度IIIに分類された江川堀橋(L10m、W3.6m、RC橋65年架設)、嘉右衛門橋(L13.1m、W4.8m、鋼橋27年架設)、本橋(L5.7m、W4.8m、RC橋18年架設)九反田橋(L27.8m、W2.6m、RC橋50年架設)、東雲橋(L6.1m、W5.9m、RC橋23年架設)、東十三橋(L10m、W4.5m、RC橋55年架設)、折本橋(L4m、W5.7m、RC橋55年架設)、樋口橋(L24.9m、W3.6m、RC橋49年架設)、石橋橋(L11m、W2.6m、RC橋56年架設)、中道橋(L3.1m、W2.7m、RC橋58年架設)-10橋についても今後、5カ年を目途に修繕工事や対策の方向性を決めていきたいとした。

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