官民一体で設立 期成同盟会 早期全線開通へ(北千葉道路)

[2020/10/17 千葉版]

官民から約80人が出席して開かれた設立総会

官民から約80人が出席して開かれた設立総会

 県や沿線市および沿線の商工団体による、一般国道464号北千葉道路建設促進期成同盟会の設立総会が16日、千葉市内で開かれた。会長として森田健作県知事を選任。2021年度の予算編成を進めている国に対して、東側区間(印西~成田)の整備促進と、西側区間(市川~鎌ケ谷)の21年度の国による新規事業化を要望することを決めた。今後は、官民一体の“オール千葉”で、北千葉道路の早期全線開通を目指す。

 北千葉道路については、整備促進を図ることを目的に、沿線7市の首長らが、北千葉道路建設促進期成同盟(会長・清水聖士鎌ケ谷市長)を設立している。だが、全線開通にかける地元の熱意を伝え、より一層強く国に働きかけていくため、地元経済団体などを含む官民一体の支援組織創立が期待されていた。

 設立総会には、地元選出の国・県議員ら来賓、沿線7市の関係者ら約80人が出席。

 主催者を代表してあいさつに立った森田知事は、西側の市川~船橋区間については、今年度中に都市計画と環境アセスメントの手続きを終えるよう手続きを進めていることなどを説明。「西側区間の新規事業化など、予算確保に県としても全力で取り組んでいきたい」と述べ、より一層の協力を求めた。

 続く来賓あいさつで、渡辺博道衆院議員は「北千葉道路の重要性が内外ともに知られる重要な総会となった」、鈴木衛県議は「道路は地方創生に必要不可欠な社会資本」と語り、早期開通へ強い期待を示した。

 総会では、設立決議や規約、20年度事業計画など5議案を原案通り可決。副会長に清水聖士鎌ケ谷市長、中山政明・松戸商工会議所会頭、諸岡靖彦・成田商工会議所会頭、河南正幸県土整備部長の4人を選任。地元選出の国会議員10人を顧問に、県議会議員12人を参与に委嘱することを決めた。

 同盟会の会員は次の通り。( )内は役職。
▽森田健作・県知事(会長)▽村越祐民・市川市長▽松戸徹・船橋市長▽本郷谷健次・松戸市長▽小泉一成・成田市長▽清水聖士・鎌ケ谷市長(副会長)▽笠井喜久雄・白井市長▽板倉正直・印西市長(監事)▽篠田好造・船橋商工会議所会頭▽片岡直公・市川商工会議所会頭(監事)▽中山政明・松戸商工会議所会頭(副会長)▽諸岡靖彦・成田商工会議所会頭(副会長)▽井手勝則・鎌ケ谷市商工会会長▽伊藤仁・白井市商工会会長▽柴﨑達夫・印西市商工会会長▽河南正幸・県土整備部長(副会長)

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