栃木市スポーツ施設計画案 21年度に3施設で工事 岩舟体育館と大平武道館を耐震

[2021/01/21 栃木版]
 栃木市は、2021~30年度まで10年間のスポーツ施設ストック適正化計画の素案をまとめ、各施設の改修・修繕・耐震化等の整備や、施設の廃止・集約化を位置付けた。21年度には▽藤岡総合体育館のトイレ改修設計工事と非常電源交換工事▽大平体育館の舞台装置撤去等工事▽岩舟総合運動場トイレ改修工事▽大光寺河川敷運動場の廃止▽大皆川ニュースポーツ広場の廃止-などを予定しているという。 =2面に各スポーツ施設の改修一覧表
施設の廃止や集約化も

 市は策定に当たり、ハード面(安全性、機能性、設備改修等)や運営面(利用状況、設置環境、維持管理コスト)など各施設の評価を行った。

 体育館では、機能保持(長寿命化)対象施設について、大平南体育館のLED照明を改修し、25年度設計、26年度に工事を実施。藤岡総合体育館は▽トイレ改修(21年度に設計と工事)▽非常電源交換(21年度に工事)▽LED照明改修(23年度設計、24年度工事)-を行うという。西方総合文化体育館はLED照明を改修し、22年度設計、23年度に工事を実施。勤労者体育センターや岩舟農村環境改善センターも長寿命化対策を行う。

 機能保持(機能改修)対象施設のうち、市屋内運動場は22年度LED照明改修工事を実施。大平体育館は、21年度に舞台装置撤去等工事を行い、耐震改修など計画的に機能を改修するとしている。

 機能保持(耐震改修)する施設は岩舟総合運動場岩舟体育館で、23年度耐震設計、24年度に耐震化工事を実施。LED照明改修も行い、24年度設計、25年度に工事を予定した。都賀体育センターは、近隣施設への集約化を計画している。

 グラウンド等のうち機能保持(長寿命化)対象施設は、尻内河川敷運動場、大塚運動広場、大宮運動場、城内ニュースポーツ広場、赤津スポーツ広場、赤津ターゲットバードゴルフコース、都賀市民運動場、西方桜グラウンド、西方北グラウンド、西方南グラウンド、真名子運動広場、西方総合公園野球場・テニスコート、岩舟総合運動場を挙げた。

 西方総合公園は、夜間照明修繕を23年度設計、24年度に工事を実施。テニスコート修繕は27年度設計、28年度に工事を行う。岩舟総合運動場のトイレ改修は、21年度工事を実施。テニスコート改修では25年度設計、26年度に工事を行うという。

 機能保持(機能改修)対象施設には、柳原河川敷運動場や、かかしの里を挙げている。集約化施設のうち皆川東宮運動場は、隣接する学校の校庭など利用できる施設を活用、集約化を図る。大光寺河川敷運動場と大皆川ニュースポーツ広場は21年度、三鴨スポーツ広場と大柿西運動場は22年度に廃止するとしている。

 大平地域7カ所の地域のひろば(上高島・下高島・真弓地域、新・西野田、北武井、川連・土与・蔵井・牛久・上牛久、伯仲、富田北、西山田)は、集約化を計画。21~23年度に、協議・交渉を進めるとしている。

 武道場の機能保持(長寿命化)対象施設は、藤岡弓道場。機能保持(耐震改修)対象施設は大平武道館で、22年度耐震設計、23年度に耐震化工事を実施。LED照明改修も行うとし、25年度設計、26年度に工事を予定している。

 市弓道場と市剣道場は、近隣に同種の施設があることから集約化を図る。西方総合公園弓道場は、22年度に廃止を予定した。

 その他施設のうち機能保持(長寿命化)対象施設は、つがスポーツ公園運動場でテニスコートの人工芝張替えを行い、23年度設計、24年度に工事を実施。都賀南部コミュニティセンターはLED照明改修で、26年度設計、27年度に工事を実施。木コミュニティセンターはLED照明改修とし、27年度設計、28年度に工事を実施。大柿コミュニティセンターの山村体験学習館も、長寿命化対象とした。

 機能保持(機能改修)対象施設は、大柿コミュニティセンターの本館と体育館。体育館はLED照明改修で、29年度設計、30年度に工事を実施する。

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