再整備へ基本計画 延べ5.1万平方m 千葉中央コミセン 新築や改修を比較検討(千葉市)

[2021/5/25 千葉版]

再整備を検討する千葉中央コミュニティセンター

再整備を検討する千葉中央コミュニティセンター

 千葉市は、千葉中央コミュニティセンターの再整備に向け、基本計画の策定に着手する。施設規模は延べ5万1801平方mで、解体新築と減築大規模改修を比較し、整備手法などを検討していく。24日に同業務の委託先を選定する希望型指名競争入札の手続きを開始した。28日まで入札参加申請を受け付け、6月10日に開札する。

 千葉中央コミュニティセンターの所在地は中央区千葉港2-1で、千葉都市モノレール市役所前駅に接続している。土地は約8200平方m。用途地域は商業地域、建ぺい率80%、容積率400%。建物の構造・規模は地下3階地上10階塔屋2階建て延べ5万1801平方m。1974年9月に完成した。

 件名は「千葉中央コミュニティセンター再整備基本計画策定業務委託」。同業務では、中央コミュニティセンターの今後の利活用方針を定めるため、建物を解体新築する場合と減築大規模改修する場合について、比較検討していく。主な業務は▽施設の現状調査▽施設の課題抽出▽整備手法の検討▽施設再整備計画の策定──など。履行期限は2022年3月21日まで。

 希望型指名競争入札の資格要件は20・21年度市測量コンサルタント入札参加資格者名簿で建設コンサルタントに登録されていることのほか、庁舎における、減築解体の設計など(実施設計・基本設計・基本計画)の履行実績などを求めている。

 市資産経営課は20年度、千葉中央コミュニティセンターと市役所本庁舎将来活用検討地について、サウンディング型市場調査を実施。新庁舎周辺の活性化やにぎわい創出を図る事業手法などを検討するため、7者と対話した。

 事業手法では、千葉中央コミュニティセンターについて、既存建物を市が解体して施設整備を進めてほしいとの意見が大半を占めた。市役所本庁舎将来活用検討地については、民間事業者が商業施設を建設する提案が多く出されている。

 同市では23年度の早い時期での供用開始を目指して、新庁舎の整備を進めており、千葉中央コミュニティセンターに配置している事務所機能も新庁舎に集約する。千葉中央コミュニティセンターや市役所本庁舎将来活用検討地を活かして、新庁舎周辺の活性化や、にぎわいの創出を目指している。

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