東畑建築が最優秀 児童相談所の整備計画(柏市)

[2021/8/3 千葉版]
 柏市は、仮称・柏市子ども家庭総合支援センターの整備計画策定支援業務の委託事業者を選定するプロポーザルを実施、最優秀提案者として東畑建築事務所(東京都千代田区)を選定した。庁内でとりまとめた「基本計画」を踏まえつつ、基本設計の前提となる整備の基本的な考え方を整理、候補地や事業手法などの検討に着手する。上限金額は1500万円(税込)。履行期限は2022年3月25日まで。

候補地や手法検討

 今回のプロポザールには3者が参加。7月26日の選定委員会で審査した結果、最上位2者の評点が同点となっため、「同点の場合は委員長による評点数が高い者を上位者とする」との募集規定に基づき、同社を最優秀提案者に選定した。評点は1、2位が1000点満点中761点、3位が同625点だった。

 市は18年度に市独自の児童相談所の設置を表明。「基本計画」では22~23年度に基本・実施設計をまとめ、24~25年度に施工。十余二地区「青少年センター」敷地内に、26年度中の開設を目指す方針を示している。

 具体的な業務内容は▽機能などの基本的な考え方の検証▽運営体制・機能などの検討▽候補地に関する調査検討▽建設スケジュールの比較検討▽事業手法の検討支援▽整備計画のとりまとめ(中間案、本編、概要の作成)──など。

 施設の機能および規模の検討にあたっては、市が目指す児童相談所像である「あらゆる相談に対応できる窓口」「支援体制の一体化」「他機関との密接な連携」「一時保護所」の観点などを踏まえて、必要な運営体制や施設機能について整理、検討する。

 事業手法の検討支援では、従来の設計・工事分離発注方式とPPPやPFIによる発注方式について比較検討するとしている。

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