建設工事201件 名取高校で体育館解体 (宮城県 下半期の発注予定)

[2021/10/ 宮城版]
 宮城県出納局は10月1日、2021年度下半期の発注予定を発表した。1日時点で建設工事201件、建設関連業務130件の発注を計画している。高校の体育館の解体では、本年度で4件目となる名取高校(岩沼市)分の工事を10月中に入札公告する。

 建設工事は発注額が250万円以上の案件を201件(本庁82件+出先機関119件)発注する。前年同期比で154件減少した。年度当初の発表からは、441件が発注済みになった。

 四半期別の件数は、第3四半期が184件(本庁70件+出先機関114件)、第4四半期が17件(本庁12件+出先機関5件)となっている。

 部局別の所管件数は、土木部が最も多い112件(本庁37件+出先機関75件)を所管し、全体の55.7%を占めている。水産林政部の所管件数は30件で、全て地方振興事務所などの出先機関が発注する。農政部は10件(本庁2件+出先機関8件)を所管している。

 このほか、企業局は5件(本庁2件+出先機関3件)、教育庁は12件(本庁11件+出先機関1件)を所管。警察本部は本庁が18件を所管している。

 高校の体育館の解体について、土木部は10月中に「名取高旧屋内運動場解体工事」の一般競争入札を公告する。新体育館を建設した名取高校で旧体育館を解体するほか、渡り廊下を新設する。体育館の建て替えに伴う旧体育館の解体は、松島高校、角田高校、佐沼高校に次いで本年度で4件目。

 土木部は営繕工事に「宮城広瀬高校舎B棟外壁改修工事」を追加した。10月中に一般競争入札を公告する。概算工事費は5000万~2億円を見込む。

 WTO対象の新築工事を入札公告している仙台南部地区特別支援学校(仙台市太白区)について、本体工事に関連する▽仙台南部地区特別支援学校新築電気工事▽仙台南部地区特別支援学校新築衛生工事▽仙台南部地区特別支援学校新築空調工事──の3件を、11月中に発注する方針。同校の関連ではこのほか、来年1月に寄宿舎に関する設備工事なども発注する予定だ。

 東北自動車道に新設する栗原インターチェンジ(仮称)について、土木部は11月に「仮称・栗原IC道路改良工事その2」を発注する。昨年度末に発注したその1に続き、本年度は建設地5300平方mの造成や側道2000mを施工する。

 河川の工事では、8月中に入札公告する予定だった「渋井川水門(ゲート)工事」について、10月中に一般競争入札を公告することにした。2度の大雨で堤防が決壊した渋井川(大崎市)について、多田川との合流地点にローラゲート2門を建設する。概算工事費は7億円を見込んでいる。

 塩釜港の拡張整備について、10月に中に「貞山1号ふ頭舗装工事」の一般競争入札を公告する。新岸壁の整備に伴って埋め立てた泊地を対象に、載荷盛土を撤去して表層7036平方mを舗装する。

 大崎広域水道の配水管の敷設替えに関し、企業局は10月に「田尻幹線(美里牛飼)管路更新工事」を発注し、11月には「三本木枝線管路更新工事」を発注する。田尻幹線の工事では、美里町牛飼地区に延長147mにわたって配水管を敷設する。三本木枝線の工事では、大崎市三本木地区に延長640mの配水管を敷設する。

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