県都市計画審議会 家富町堀込線の幅員変更 第181回都計審 祖母井中央通り線は短縮

[2021/10/30 栃木版]

 本年度1回目となる第181回県都市計画審議会(会長・森本章倫早稲田大学教授)が29日、県公館の会議室で開かれた。付議案4件を審議して、宇都宮都市計画道路および足利佐野都市計画道路の変更、足利佐野都市計画区域内および小山栃木都市計画区域内に設置する廃棄物処理施設の敷地の位置をいずれも「原案どおり議決」と決定した。

 議事に先立ち、県県土整備部の田城均部長は「近年、全国各地で自然災害が頻発しており、本年5月に流域治水関連法が成立した。これに合わせて都市計画法でも、地区単位の防災性を向上させるため地区計画制度が拡充されるなど、特に浸水被害軽減に向けた対策が進められている」と最近の動きを紹介した。

 続けて「県もこうした状況を踏まえ、県流域治水対策プロジェクトを策定した。今後は都市計画の面からも、災害に強いまちづくりに一丸となって取り組んでいきたい」と話し、付議案について「各委員の専門的な立場から、広く審議いただきたい」とあいさつした。

 宇都宮都市計画道路の変更は、都市計画道路3・4・502号祖母井中央通り線の起点の名称を変更するとともに終点の位置を変更。延長は約220m短縮され、当初計画の約2070mから1850mに変更する。

 起点の名称変更は、祖母井南部土地区画整理事業による町名・地番が変更となったためで、芳賀町大字祖母井字行谷から同町祖母井南三丁目になる。終点位置の変更は、終点付近の沿線の市街化調整区域を農地整備事業の導入による農業的な土地利用に転換したことから、都市計画道路の終点位置を市街化区域境までへと改める。

 足利佐野都市計画道路の変更は、都市計画道路3・5・102号家富町堀込線のうち、3・4・1号前橋水戸線交差部から3・5・115号東部駅前線交差部までの約480m区間を対象とする。区間内の一級河川渡良瀬川に架かる中橋は、老朽化に加え架設位置が前後の堤防に比べて低く、洪水が堤防を越える恐れがあることなどから、災害に強いネットワークの構築やより安全な交通処理機能の構築のため都市計画を変更する。

 中橋は架け替えに伴い、現在の位置から5mほど上がるため、これに伴い幅員を変更。高架橋部に歩行者用の斜路付き階段を設けることや高架橋部に右折車線用の付加車線を設けること、橋梁部で現橋を一部利用して歩道と自転車道を設置することから、幅員がそれぞれ変更になる。

 なお、この都市計画の変更では多くの意見書が提出されたことから、委員会では「今後事業を進めるにあたって、引き続き地域住民の不安や心配をできる限り払しょくできるよう、丁寧な対応を努めていただくこと」としたうえで「原案どおり議決」と決定した。

 廃棄物処理施設については、足利佐野都市計画区域内の施設は増築で処理能力が政令で定める規模を越えるため、小山栃木都市計画区域内の施設は稼働時間の延長および破砕機の増設で処理能力が政令で定める規模を越えるため、それぞれ建築基準法第51条ただし書の規定により許可が必要となるため付議された。委員会は、いずれも「原案どおり議決」と決定した。

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