県都市計画審議会 海老川上流地区の土地区画整理事業関連など4議案を了承

[2022/1/19 千葉版]

船橋都市計画区域区分の変更など4議案を審議

船橋都市計画区域区分の変更など4議案を審議

 千葉県都市計画審議会(会長・屋井鉄雄東京工業大学教授)が18日、千葉市内で開かれた。海老川上流地区土地区画整理事業に伴う船橋都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更など4議案が原案通り了承された。海老川上流地区土地区画整理事業に伴う2議案については、出席した委員から浸水被害など、海老川下流域への影響を危惧する意見が相次ぎ、土地区画整理事業に伴う治水への影響を住民へ丁寧に説明することを求める付帯意見を付して、原案通り答申することを決定した。

 海老川上流地区土地区画整理事業については、「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更」と「区域区分の変更」の2議案を了承した。海老川上流地区42.3haを市街化区域に編入し、市立医療センターと東葉高速鉄道の新駅を整備するなど、都市機能が集積した新たな拠点「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を図る。

 船橋市では今後、組合の設立を認可するとともに、土地区画整理事業に対する市の補助金、市立医療センターの設計委託費、東葉高速鉄道の新駅整備負担金を、2022年度当初予算に計上する方向で調整。医療センターは、22~23年度に設計を進め、24年度初めに工事を発注。24~26年度に整備し、26年度の開院を目指す。

 市川都市計画道路の変更については、市川市と東京都江戸川区を結ぶ押切橋(仮称)の整備に伴い、市川都市計画道路3・4・25号湊海岸線の400m区間の線形や区域の変更する。

 延長は、旧江戸川の都県境から行徳駅入口交差点までの約420m。道路の計画幅は26mで、車道3.25m×2、側道3.25m×2、自転車歩行者道3.5m×2などで構成。

 八千代都市計画区域区分の変更については、八千代カルチャータウン地区約65.1haを市街地区域に編入。良好な住環境の形成、国道16号にアクセスする交通利便性を生かした土地利用を図る。同地区では、大成建設が、大学施設と住宅をあわせた開発プロジェクトを推進。学校給食センターや物流施設の整備が進んでいる。

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