白山小で改修工事 当初予算案 取手駅構内にEV整備(取手市)

[2022/2/22 茨城版]
 取手市(藤井信吾市長)は16日、22年度当初予算案の概要を発表した。一般会計の総額は前年度当初比6%増の390億1000万円で、ふるさと応援寄付金などの拡大により、過去最大規模となった。主な事業では、引き続き取手駅北土地区画整理事業や桑原地区整備推進事業を進めるほか、白山小学校の校舎・体育館改修では、体育館などの工事に着手する。新規事業では、市庁舎照明のLED化や取手駅構内へのエレベーター整備などを盛り込んだ。

 一般会計に占める普通建設事業費は15億1880万円で、歩道橋整備や取手駅構内へのエレベーター整備、排水機場の改修などの実施に伴い、前年度当初比37.1%の増加となった。一般会計と特別会計を合わせた総額は643億2566万円で、取手駅前交通広場整備工事の進捗により前年度比5.2%の減小となった取手駅西口都市整備事業特別会計を除き、いずれの会計も前年度比増額となったことから、全体では前年度比5%の増額となっている。

 22年度の事業は、前年に引き続き、▽魅力ある都市空間づくり▽定住化促進▽少子高齢社会への対応▽安全・安心な教育環境の実現──の重点化4事業を基本として、実効性のある施策を戦略的かつ計画的に展開していく。

 魅力ある都市空間づくりには、取手駅北土地区画整理事業に3億0492万円、桑原地区整備推進事業に4141万円などのほか、新規事業としてコンテナ型喫煙所を整備する取手駅東口喫煙所改修事業に2049万円の事業費を計上した。

 このうち、取手駅北土地区画整理事業では現在、市施工による駅前交通広場整備などを進めているほか、施行区域内のA街区に計画する市街地再開発事業では、22年度中の組合設立に向けて、都市計画決定の手続きを急ぐ。この事業では、駅に隣接するA街区の0.7ha内に、再開発ビルの整備などが計画され、24年度ごろまでに着工が見込まれている。市では、これに関連して都市計画決定など法的支援を行うほか、区画整理事業により駅に直結するペデストリアンデッキや駅西口の駅前広場整備などを進めている。昨年からはペデストリアンデッキの改修工事にも着手し、22年度には新駅前交通広場なども行う。工事は、暫定広場を整備したあと、2期から3期に分けて本工事を実施する。

 桑原地区整備推進事業では、引き続き区画整理準備組合への支援を行い、23年度ごろの組合設立や都市計画手続きなどを進めていく。桑原周辺地区の約67.6haを対象とした土地区画整理事業で、大規模な商業・業務施設を核とした新たなまちづくりを進める。19年6月には事業化に向けた準備組合を設立。事業協力者となったイオンモール・イオンタウンJVとともに土地利用計画の策定を行ったほか、準備組合による基本計画の策定作業が進められ、本年度中にもまとめる計画だ。着工は23年度ごろを予定し、25年度の事業完了と商業施設の開業を目指している。

 定住化促進には、定住化促進住宅補助事業で3340万円、わくわく取手生活実現事業で2575万円などを予算化。県との連携により東京圏からの移住者への補助を行い、子育て世代や市内就業者等の定住化をより一層促進するほか、地域活力の維持・向上を支える基礎となる産業振興・活性化のため、起業を志す者への支援や起業文化の醸成などに取り組む。

 少子高齢社会への対応には、白山保育所外壁改修事業で4280万円、取手駅構内エレベーター整備事業で1億0666万円などを盛り込んだ。白山保育所では劣化した外壁を改修するほか、JR取手駅構内では、JR東日本が実施するエレベーター設置への補助を行うなど、公共交通のバリアフリー化を推進するほか、新たに1番線と2番線ホームにホームドア整備をするため、2カ年で総額1億2000万円の継続費を設定し、補助を行う。ホームドアについては、将来的に6番線まで全てのホームに整備する予定だという。

 安全・安心な教育環境の実現には、白山小校舎・体育館長寿命化改良事業で前倒し分含めて6億1767万円、計4地区の通学路整備事業で7400万円を盛り込んだ。

 白山小学校では本年度、日総建(東京都渋谷区幡ヶ谷)に委託し、長寿命化改良工事に向けた基本設計と第1期工事の実施設計をまとめている。老朽化が著しい校舎と体育館の長寿命化改良工事を実施するもので、児童数増加や各学年35人クラスになることも想定し、クラス数の拡大なども行う。工事は3期に分けて進め、22年度は2期・3期工事の実施設計と1期改修工事、23年度は2期改修工事、24年度は3期改修工事を実施し、完了次第に随時供用を開始していく。3月補正では5億8478万円を前倒し、第1期工事として体育館の長寿命化改良工事や耐力度調査結果で基準値以下となった一部校舎の解体工事などを行う。解体した跡地には校舎棟を増築する計画で、新年度に改良工事を含めた実施設計をまとめる。

 このほかの事業では、市役所庁舎照明器具のLED化に1954万円を予算化し、市役所庁舎の省エネルギー化を推進していくため、照明器具をLEDへの切り替えを進める。22年度は、分庁舎の照明(約400台)の改修工事を行うほか、23年度に実施する取手庁舎の照明(約1300台)の改修工事に向けて実施設計をまとめる。

 ふじしろ図書館では、空調改修事業に8100万円を予算化するほか、戸頭消防署では防災拠点としての機能強化に向けて、内部改修や電気設備改修、空調改修に1億0270万円、老朽化した新町排水機場では自家発電機・制御盤などの改修に1億0240万円を計上した。また、横断歩道橋長寿命化事業に1億9842万円、稲雨水幹線排水整備に7394万円、戸頭北保育所解体工事に2500万円などを確保。歩道橋については、駅西口のペデストリアンデッキ改修工事のほか、戸頭中学校近くにある歩道橋の改修工事を実施する。

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