北高根沢中で屋体改修 新年度予算案 公園・学校のトイレを洋式化(高根沢町)

[2022/2/26 栃木版]

 高根沢町は25日までに、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比1.8%減の102億0000万円で、うち普通建設事業費は36.5%減の9億8000万円となった。主な建設関連事業は、北高根沢中学校屋内運動場の改修、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による小中学校や公園のトイレ改修、光陽台住宅A棟の改修、JR宝積寺駅周辺の都市再生整備計画事業、新庁舎整備の協議検討、学校給食センター整備基本計画の策定などを挙げている。 =2面に主要建設関連事業と予算額

 新年度の建設関連事業は、新庁舎整備事業に66万円を計上した。新庁舎整備検討委員会を組織して、建て替えを基本に様々な見地から協議検討を行う。スケジュールによると22年度に基本構想、23年度に基本計画を策定し、24年度以降に基本設計や実施設計を行う。

 「道の駅たかねざわ元気あっぷむら」の維持管理には、5198万円を配分した。中央監視装置更新工事や温泉ポンプ入換等工事(定期交換)のほか、緊急性の高い修繕などの必要が生じた場合に対応する。

 町道108号線舗装修繕事業には2000万円を計上し、桑窪地内(L80m)で10月から23年3月までの期間に工事を実施する。橋梁修繕事業は46橋の点検を予定し、1200万円を計上。7月から23年3月にかけて計画的に行う。

 宝積寺駅西第二地区の整備に向けては、都市計画道路の宝積寺西通り整備事業に4287万円を計上。未相続共有地の取得や所有権移転に関する業務を行うほか、都市計画道路の詳細設計、沿道整備街路事業の基本計画の策定などを実施する。

 老朽化した公園トイレの更新工事は、仁井田児童公園トイレに1186万円、光陽台のびのび公園トイレに1137万円、ハイタッチパークトイレに1186万円をそれぞれ計上した。

 都市再生整備計画事業は、JR宝積寺駅周辺で▽町道375号線改良工事(L593m、工期:22年9月~23年3月)▽街区公園3号整備工事(A3000平方m、工期:22年10月~23年2月)-を予定し、1億5838万円を計上した。

 公営住宅は住みやすさ・安全性を維持・向上させるため、3498万円を配分。高根沢町公営住宅長寿命化計画に基づき、光陽台住宅A棟の改修工事を22年10月から23年3月に実施する。

 今後の街の学校運営の方向性を決める学校規模適正化検討事業には292万円を計上し、学校規模適正化検討委員会で小中学校の適正規模、適正配置などの検討を行う。学校給食センターでも施設整備などのあり方について検討を進め、整備基本計画を策定するため405万円を計上した。

 小中学校のトイレを洋式トイレに改修する工事は、中央小学校に4357万円、北小学校に1154万円、阿久津中学校の本校舎西側1~3階に3755万円をそれぞれ計上した。設計は、3月2日開催の定例町議会に上程する補正予算案に計上し、議決後早期に着手する。

 北高根沢中学校体育館の改修事業には1億0967万円を配分して、屋根と外壁の長寿命化を図り予防的な改修を行う。

 特別会計は、宝積寺駅西第一土地区画整理事業特別会計に21年度当初比35.2%増の8179万円を予算化し、換地処分による区画整理登記を進めていく。

 企業会計は、水道事業の資本的支出が水道管布設替工事などに伴う増加で、21年度当初比19%増の2億8314万円を計上。また収益的支出でも、水道施設修繕費が増加している。

 下水道事業会計の資本的支出は、21年度当初比27.7%減の6億7453万円。減額の主な要因は、処理場増設工事の事業費の減少によるもの。

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