約14億円で深松組 宮城県 色麻町に米飯工場新設(JA全農ラドファ)

[2022/3/19 宮城版]
 JA全農ラドファは18日、「JA全農ラドファ無菌包装米飯工場新設工事」の一般競争入札を開札し、深松組(仙台市青葉区)が13億9500万円で落札した。予定価格は非公表。入札には7社が応札した。

 この工事は、色麻町の大原工業団地内(四竈字大原283-2)にS造平屋2971平方mの食品工場を建設する。クリーンルームの空調や冷暖房、給排水、電気(高圧)などといった設備工事も一括施工する。敷地面積は約1.7ha。

 食品工場は、JA全農ラドファの主力商品である「パックごはん」の生産能力を増強するために建設する。パックごはん製造機は別途発注した。

 新工場では年間1620万食を生産し、家庭用だけでなく業務用も提供する計画。需要の伸びている海外への輸出の視野に入れている。既存工場と合わせた生産能力は年間約2000万食となる見通し。

 今回の工事は、施工管理を含め全農宮城県本部が施主代行となっている。このため、全農所定の工事指図図書、工事受注確認書により全農と契約する。

 JA全農ラドファは1993年12月設立の株式会社。全農の子会社で、加美町に本社を置いている。主な商品は、「ラドファひとめぼれごはん」や「宮城ササニシキご飯」、「だて正夢ごはん」など。

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