本県事業に6.7億円 事業概要 涸沼水鳥センターで着工(宇都宮営繕)

[2022/7/6 茨城版]
 国土交通省宇都宮営繕事務所(斎藤貴大所長)は、22年度の事業概要をまとめた。本年度の総事業費は10億7900万円で、前年度当初(8億9700万円)からは水戸法務総合庁舎の完了などにより20.3%のプラスとなった。このうち、県内事業費は前年度当初(7億7600万円)から13.8%マイナスの6億6900万円で、全ての事業が他省庁などから事業委任を受けた支出委任事業費となっている。主な事業では、引き続き農林水産研修所つくば館水戸ほ場2期の木造新営工事を進めるほか、涸沼水鳥・湿地センターの建設工事などに着手する。

 同事務所は、本県(つくば市を除く)と栃木県を管轄区域として、国家機関の建築物などの施設整備や保全の指導を行っている。県内の本年度事業は、涸沼水鳥・湿地センター(展示施設および観察施設)の木造新営や、土浦自動車検査登録事務所の耐震・外壁・屋上防水改修工事などに着手するほか、引き続き農林水産研修所つくば館水戸ほ場研修本館の木造新営と東海保障措置センターの屋上防水改修を実施する。

 環境省が計画する涸沼水鳥・湿地センターは、15年に涸沼がラムサール条約に登録されたことを受け、地元などの要望により整備が計画されたもの。19年度には基本構想・基本計画を作成し、整備場所を涸沼北側の茨城町と南側の鉾田市の2カ所に設定。それぞれの特性を踏まえ、茨城町には環境保全に関する普及啓発や学習、団体活動の拠点機能を中心とする展示施設を、鉾田市には野鳥の観察や涸沼を展望する機能を重視した観察施設を設置し、「涸沼水鳥・湿地センター」として一体的に整備する。

 このうち、鉾田市に設置する観察施設は木造3階建て延べ約330平方mで、設計はプレック研究所(東京都千代田区)が策定。茨城町に整備する展示施設は、木造平屋約400平方mで計画し、設計は都市環境設計(大阪府大阪市)が担当した。観察施設については、ビジターセンターなどの主要部分を国が整備し、いずれも第2四半期の発注を予定している。鉾田市が実施する造成工事や付随する管理棟、トイレなどの整備では、(仮称)涸沼野鳥公園整備工事として6日に一般競争入札を開札する。

 このほか、土浦自動車検査登録事務所(RC2階建て延べ約720平方m)の改修工事は、8日に一般競争入札を予定している。工事では、庁舎の耐震化工事や外壁改修、防水改修などを行い、約6カ月の工期で施工する。

 継続事業では、21年度から農林水産研修所つくば館水戸ほ場の研修本館新営工事を進めている。農林水産研修所では、農林水産省の職員や地方公共団体などの職員に対する研修などを行っているが、水戸市鯉淵町にあるつくば館では、研究機関との連携やほ場を活用した専門技術的な内容の研修を実施しており、新たに専門人材などを育成する研修施設の整備を行う。

 現在施工している研修本館は、木造平屋900平方m程度で計画。工事は、建築工事をナカノフドー建設、機械設備を大成設備工業、電気設備をイガラシ綜業が担当する。工期は来年2月末までとしている。

 以下、県内の主な事業は次の通り。(▽件名=[1]工事場所[2]工事概要[3]実施年度、▼=新規)
▽農林水産研修所つくば館水戸ほ場=[1]水戸市[2]研修本館新営、W造平屋約900平方m[3]21~22年度継続
▽東海保障措置センター=[1]東海村[2]庁舎屋上防水改修[3]21~22年度継続
▼土浦自動車検査登録事務所=[1]土浦市[2]庁舎耐震、外壁、屋上防水改修)[3]22年度
▼涸沼水鳥・湿地センター(展示施設)=[1]茨城町[2]展示施設、W造平屋約400平方m[3]22~23年度
▼涸沼水鳥・湿地センター(観察施設)=[1]鉾田市[2]観察施設、W造3階建て、延べ約330平方m[3]22~23年度

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