学校改築で指名プロポ 3校の基本設計着手へ(宮城県 仙台市)

[2022/7/6 宮城版]
 仙台市教育局は、小中学校3校で、校舎改築に伴う基本設計に着手する予定。このうち、福室小学校(宮城野区)と中田中学校(太白区)の2校は、それぞれ簡易プロポーザル方式で建築設計会社6社に対し、設計候補者として選定したことを通知した。7月中旬までに参加意思を確認する。設備設計は協力会社として提案を求め、同月下旬に技術提案を受け付ける。提案審査を経て8月中に設計候補者を決定する。

 対象の3校は、福室小、中田中と八幡小学校(青葉区)。八幡小については、8月下旬を目安に簡易プロポを通知し、10月に設計候補者を決定する見込み。3校とも現地改築の計画で、仮設校舎を設置してから既存校舎を解体し、新校舎を建設する。福室小と八幡小は体育館とプール、中田中はプールも改築する。

 いずれも本年度に基本設計、23年度に実施設計と仮設校舎を設置し、新校舎建設工事は25年度着工を想定する。基本設計では、体育館・プールと合わせ規模や配置計画をまとめる。履行期限は23年3月31日まで。

 福室小の新校舎はRC造3~4階建て延べ約5430平方mで、体育館(S造約1100平方m)とプールは基本設計で配置を検討する。概算事業費は約36億円を試算する。中田中の新校舎はRC造3~4階建て延べ約7260平方m。概算事業費は約38億7000万円を試算する。

 八幡小は、校舎と体育館、プールを改築する。新校舎はRC造3~4階建て延べ約5940平方m。単独校調理場施設450平方mを含む。概算事業費は約40億円を見込んでいる。

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