設計候補者を特定 鳴瀬川の河道掘削と築堤(北上川下流)

[2022/8/2 宮城版]
 国土交通省北上川下流河川事務所は、簡易公募型プロポーザルで「鳴瀬川河道整備詳細設計業務」と、「鳴瀬川水越地区他築堤修正設計等業務」の受託候補者を特定した。河道整備は日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、築堤修正設計は中央コンサルタンツ(同)が受託候補者となった。今後に見積もり合わせし、金額が折り合えば委託契約を結ぶ。

 河道整備の業務は、鳴瀬川の感恩橋から上流区間(美里町大柳地区)で河道掘削を進めるために詳細設計をまとめる。河口から17.4km~38.1km付近で、対象延長が20.7km。業務の履行期間は2023年3月30日まで。

 プロポでは技術提案を求める評価テーマに「コスト縮減に配慮した河道掘削を行う際の施工計画に関する留意点」を設定していた。

 築堤の業務は、履行場所が大崎市三本木桑折問答川原地区~美里町青生梅ノ木地区。業務内容は、水越地区と山王・鉄砲町地区における既存の築堤設計を修正するほか、地盤対策を検討する。履行期間は23年2月28日まで。

 水越地区は河口から24.7km~30.7km付近の左岸側で延長が6km。山王・鉄砲町地区は同24.7km~33.6km付近の右岸側で延長が8.9km。事業効果の早期発現を目指して可能な範囲で築堤に着手したいため、修正設計を委託して工事を急ぐ。

 プロポで技術提案を求めた評価テーマは「人家連坦狭あい区間における堤防かさ上げによる堤防断面拡幅を行う際の施工計画に関する留意点」だった。

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