下半期に工事223件 船形の郷で管理棟改築(発注予定 宮城県出納局)

[2022/10/4 宮城版]
 宮城県出納局は10月3日、2022年度下半期の発注予定を発表した。10月1日時点で建設工事223件、建設関連業務102件を発注する考え。障がい者の入所施設・船形の郷(旧船形コロニー)の建て替え事業について、事務管理棟の建て替え工事と入所施設の改修工事を包含して発注する。関連する設備工事も発注する。

 建設工事は発注額が250万円以上の案件を223件(本庁99件+出先機関124件)発注する。件数は前年同期比で22件増えた。4月の年度当初からは371件減少した。

 四半期別の件数は、第3四半期が91%に当たる203件(本庁84件+出先機関119件)、第4四半期が20件(本庁15件+出先機関5件)。

 主な部局の所管件数は、土木部が最も多い128件(本庁43件+出先機関85件)を所管し、全体の57.4%を占めている。農政部は9件(本庁1件+出先機関8件)、水産林政部が29件(本庁3件+出先機関26件)、企業局が4件(出先機関のみ)を所管している。

 2018年度から段階的に老朽化した施設を建て替えている船形の郷(大和町)について、宮城県は本年度から第3期事業を推進している。老朽化したエネルギーセンター棟などを解体し、跡地にS造2階建て延べ1412平方mの事務管理棟を建設する。工事発注に向けて、11月に「船形の郷事務管理棟改築ほか1件工事」の一般競争入札を公告する。工事は土木部が所管する。概算工事費は17億3100万円。

 同工事には既存の入所施設・とがくら園(RC造平屋4068平方m)の大規模改修も含む。改修後に名称を「はちくら園」に変更する予定。

 事務管理棟の改築では別途、電気工事と機械工事、エレベーター工事を11~12月にかけて発注する方針。また、とがくら園の改修でも、電気工事、衛生工事、空調工事を11月に別発注する。

 視覚支援学校(仙台市青葉区)の建て替え事業では、「視覚支援学校屋内運動場改築工事」の一般競争入札を10月中に公告する予定。概算工事費は4億円を見込む。既存校舎を解体後に、新体育館(RC造平屋800平方m)を建設する。関連する電気工事、機械工事も11月に別発注する。

 サン・ファン館(石巻市)のリニューアルに向けて、土木部は10月中に「慶長使節船ミュージアム改修工事」を発注する。展示棟(RC造平屋2937平方m)と、入り江に面するドック棟(木造およびRC造平屋941平方m)を改修する。概算工事費は3億円。関連する空調、エスカレーター、エレベーターの工事を別発注するほか、展望棟については電気工事を発注する。

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