総合スポセンの体育館 現地建替へ基本設計プロポ 概算工事費100億円(千葉県)

現地で建て替える県総合スポーツセンター体育館

現地で建て替える県総合スポーツセンター体育館

[2022/10/22 千葉版]
 千葉県は21日、県総合スポーツセンター体育館の建築工事基本設計業務について、委託事業者を選定する簡易公募型プロポーザルを公告した。令和元年房総半島台風で被災し、利用停止中の体育館を現地で建て替える計画。新体育館は最大で延べ1万1000平方m規模の施設を想定し、工事費は約100億円を概算している。

 県は、体育館を現地で建て替え、建物の老朽化・耐震化対策を推進するとともに、大規模大会が実施可能な競技スペースの確保や利便性の向上を図っていく方針だ。

 本年度予算では、新規事業の総合スポーツセンター体育館整備事業について、解体設計と測量調査に2500万円を計上するとともに、基本設計で6700万円の債務負担を設定している。

 同業務では、建築や電気設備、機械設備(昇降機)、外構の基本設計をとりまとめるとともに、リサイクル計画書の作成や建築物のエネルギー消費性能の検討などを進めていく。履行期間は2023年12月15日まで。

 プロポの参加資格要件として、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることなどを求める。11月4日まで参加表明書、11月7日から12月20日まで技術提案書をそれぞれ受け付け、23年2月6日の選定委員会を経て、同15日ごろに審査結果を通知する予定だ。

 新体育館のコンセプトは「ジュニアからシニアまでの全ての年代の競技スポーツの一大拠点」。現在直面している新型コロナウイルス感染症に対するさまざまな対策を教訓に、将来にわたって安全・安心した利用ができるよう、施設換気や動線、設備などに十分に配慮した施設を目指す。

 競技種目は▽バスケットボール▽バレーボール▽体操競技▽バドミントン▽卓球▽ハンドボール▽車いすパラスポーツ──などを想定している。

 部門別の面積は、アリーナ5300平方m、観戦機能2300平方m、交流150平方m、管理共有3250平方mとし、延床面積は1万1000平方m以内を設定。メインアリーナの観客席は2階の固定席を2500席程度とする。

 階層は2~3階建てとし、構造はS造やRC造、SRC造など検討していく。杭基礎を想定し、耐震安全性は構造体II類、建築非構造部材A類、建築設備乙類とする。駐車場は80~90台程度のスペースを設置する計画だ。

 近年国内で整備された類似施設を参考にして事業費を試算。その結果、22年度から28年度までの事業は約117億円、このうち外構工事を含む工事費は約100億円を概算している。

 基本設計の成果を踏まえ、23~24年度に実施設計を進め、25年度の着工、28年度中の供用開始を目指している。

 県総合スポーツセンター体育館は、1972年に建設され、本県のスポーツ拠点として重要な役割を果たしていた。令和元年房総半島台風により屋根材の一部が飛散し、利用を中止している。経年劣化により老朽化が進行しているほか、建物の一部の耐震性が不足しており、早急な対応が求められている。

 体育館の構造・規模はRC造2階建て延べ7774平方m。1972年7月に完成した。観客席は3104席を備え、円形の第一競技場(1962平方m)と第二競技場(798平方m)で構成している。

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