中心市街地を美装化 新年度予算案 4橋梁補修で工事や設計(上三川町)

[2023/2/21 栃木版]

 上三川町(星野光利町長)は20日までに、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比5.2%増の120億3400万円で、このうち普通建設事業費は、整備中の町役場庁舎改修事業などで11%増の10億7879万円となった。建設関連事業では、工事を公告した生涯学習・子育て支援複合施設整備事業、道路等のインフラ整備などのほか、4橋梁の維持補修、カラー舗装などの中心市街地の歩きやすいまちづくりなどを行うとしている。=3面に主要建設関連事業と予算額

 建設関連の主な事業では、生涯学習・子育て支援複合施設整備事業に民生費で5162万円、教育費で1億5774万円を計上した。これらの事業費は、遊具設置や移動式観覧席の整備などに充当する。

 田んぼダム整備事業には、石田地区の水田への排水調整装置設置で1283万円を計上した。河川事業では、赤沢川や井川の護岸整備工事などで2900万円を計上している。願成寺地区市街地整備事業には5674万円を計上し、街区公園を整備する。

 道路は、町内全域を対象とした道路維持事業に1億円を計上した。道路整備事業には1億7040万円を計上し、坂上地内の1-16号線で設計調査、上三川地内の町道4-366号線で改良工事、上三川地内・三村地内の町道1-12号線は改良に向けた物件補償を進める。

 橋梁維持管理事業には、1億5200万円を計上した。下蒲生地内の清水橋や上三川地内の愛宕歩道橋で補修工事、川中子地内の上簗橋や多功地内の上野原橋で補修設計に着手する。

 中心市街地整備事業には、2900万円を計上している。中心市街地で歩きやすいまちづくりのため、道路美装化としてカラー舗装の設計を策定するほか、城址公園について、住民や民間事業者も交えて利活用方法を研究する。

 特別会計は、農業集落排水事業が6.6%増の3億3700万円となった。企業会計は、水道事業の資本的支出に45.2%減の3億5840万円を予算化し、上蒲生地内や多功地内での老朽管更新工事、西蓼沼地内での井戸掘削工事などを行う。

 公共下水道事業の資本的支出は、6.5%減の7億3199万円で、上三川地内で雨水管整備(L約200m)や石田地内で汚水管整備(L約1200m)を予定している。

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