総合保健医療センター大規模改修に57億円 (千葉市)

[2023/2/28 千葉版]
 千葉市は、総合保健医療センターの大規模改修工事に着手する。2023年度予算案では、4カ年で総額57億1754万円の継続費を設定している。工事は建築や設備などに分離発注する方向で検討しており、24年1月の着工、26年度の完了を目指す。

 大規模改修工事は、居ながら施工を想定している。保健所と休日診療所では建築、電気、機械の全面改修を実施する。三師会事務所は4階の間仕切り変更後、3階から移転する計画だ。

 環境保健研究所は、移転に伴い、市役所の事務所機能をもたせる改修を施す。低層階の改修から進めていく方針だ。実施設計は桑田建築設計事務所(千葉市美浜区)が担当している。

 23年度予算案に盛り込まれた総合保健医療センター大規模改修事業の年割額は、23年度9億4953万円、24年度13億3748万円、25年度18億9906万円、26年度15億3146万円となっている。

 美浜区の総合保健医療センターは、保健所と休日救急診療所、三師会事務所、環境保健研究所などで構成する複合施設。構造・規模はSRC造地下1階・地上5階建て延べ1万5200平方m。1993年3月に供用を開始した。完成から30年近くが経過し、設備などの老朽化が進んでいる。

 20年3月に改訂した市公共施設等総合管理計画では、計画的保全対象に位置付けられているため、大規模改修を進めていく。改修に伴い、環境保健研究所を大宮町第二団地跡地(若葉区大宮町)に移転・新築する。9月の供用開始を予定している。

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