概算費は約120億円 新最終処分場の新設道路(県資源循環推進課)

[2023/3/9 茨城版]
 県資源循環推進課は、日立市での整備を予定する新産業廃棄物最終処分場に直結する新設道路の整備を進めている。新設道路の延長は約4km、幅員9mで計画。新設道路部分の概算事業費は約120億円と試算した。同課では、新設道路の整備にあわせて、新設道路に接続する日立常陸太田線の整備も進める。工事内容としては、片側歩道整備や局部改良などを予定している。新設道路の供用時期は、新最終処分場の完成に間に合わせる見通しだ。

 新産業廃棄物最終処分場南側新設道路は、山側道路(中丸団地東側)から市道と林道を経て最終処分場に至るルートとなる。1月末に策定した予備設計によると、延長は約4km、幅員9m(車道幅員3m×2、片側歩道2m、路肩0.5m×2)で計画。また、新設道路では、トンネルの整備も行う。担当はトンネル部分を県道路建設課、トンネル以外の部分を県高萩工事事務所が担う。

 新たに整備するトンネル名は(仮称)大久保町トンネルとなる。設置場所は最終処分場の進入路となる中丸団地側とし、延長95mと延長950mの2つのトンネルを整備する。なお、詳細設計は2日に開札し、大日本コンサルタント(東京都千代田区)が4083万円で落札した。工期は210日間に設定している。

 トンネル以外の業務では、高萩工事事務所から新設道路と日立常陸太田線の詳細設計や予備設計、地質調査業務などの指名競争入札が2月中に開札となった。

 このうち、新設道路の詳細設計では、その1を国土建設コンサルタント(水戸市)が2100万円、その2を中央技術(水戸市)が1737万円で落札した。その1は中丸団地側の延長700m、その2は日立常陸太田線側の延長600mの詳細設計となる。

 また、橋梁設計については、(仮称)第1号橋をセントラルコンサルタント(東京都中央区)が2038万円、第2号橋を八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が1382万円で落札。これらの橋梁は、交通安全の確保と地域住民の生活、近隣に位置する大久保中学校への影響をさけることを目的として、立体交差の整備を行うためのものとなる。第1号橋は山側道路から中丸団地へと向かう丁字路に、第2号橋は大久保中学校付近から中丸団地へと向かう市道との交差点の近くに整備する計画となる。

 また、新設道路に接続する日立常陸太田線の整備としては、片側歩道整備や局部改良、油縄子交差点の改良、ガードパイプの設置などを予定する。このうち、片側歩道整備に関連して整備する側道橋については、詳細設計に取り組む。詳細設計のその1を中央技術(水戸市)が1572万円、その2を国土建設コンサルタント(水戸市)が1485万円で落札している。

 現時点で最終処分場の整備スケジュールは、当初の計画から1年程度遅れている状況にある。今後は23年度中に着工し、26年度末の供用を目標に掲げている。そのため、トンネルと新設道路についても、処分場の供用に間に合うよう整備を進めていく。詳細設計策定後は用地測量などに着手し、工事につなげていく考えだ。

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