「新しい成田空港」構想の中間とりまとめ骨子案 集約型ワンターミナル整備へ(NAAら)

[2023/3/15 千葉版]
 「新しい成田空港」構想検討会(委員長・山内弘隆運輸総合研究所所長)が14日、都内で開かれ、中間とりまとめ骨子案が示された。成田国際空港(NAA)は、新たな旅客ターミナルや新貨物地区などについて、整備の方向性や候補地の検討状況を明らかにした。

 中間とりまとめ骨子案をみると、旅客ターミナルについては、集約型ワンターミナルを整備する計画。直行需要とともにアジアをはじめとする三国間流動や国際線・国内線の乗り継ぎ需要を取り込み、多様なネットワークを持つ国際ハブ空港を目指す。

 NAAは、新しい旅客ターミナルの具体的な位置は検討中とし、C滑走路を含む3つの滑走路から見て、ほぼ中心となる第2旅客ターミナルの南側が有力な候補地と考えている。

 また、既存の旅客ターミナルを運用しながら、需要の増大にあわせて、段階的に整備する必要があるという。

 貨物取扱施設については、新貨物地区を整備していく。周辺地域との一体的展開により、直送貨物とともに、トランジット需要も取り込み、東アジアの貨物ハブを目指す。

 NAAは、新貨物地区の候補地について、新たに用地を取得する空港東側エリアで、B滑走路とC滑走路の中間となる地点が有力とした。

 圏央道とのスムーズなアクセスが可能であることや、土地利用規制の弾力的活用による隣接物流施設との一体的な運用が可能であることが重要な検討要素となっている。

 空港アクセスについては、鉄道やバスなどの利便性を向上させるほか、信号の少ない、分かりやすい周回型道路の再編や周辺道路網の検討、高規格道路との接続性の向上を進めていく方針だ。

 地域共生・まちづくりについては、地域と空港が相互に連携して持続的に発展していく「エアポートシティ」の実現に向けて、積極的な地域貢献を目指すとしている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.