再整備プロポ近く公告 DB方式で配水池や浄水施設(野田市)

[2023/4/14 千葉版]

 野田市は、中根配水場と上花輪(かみはなわ)浄水場で、配水池や浄水施設の再整備に着手する。事業手法は、ともにDB方式、発注時期は第1四半期。2023年度予算には、建設事業費として、新配水池等水供給システムに2023~27年度の5年間で総額46億3569万円、中根配水場浄水施設に23~25年度の3カ年で同6億3402万円の継続費を設定している。新配水池等水供給システムの設計・施工事業者を選定する公募型プロポーザルを近く公告する予定だ。

 配水池等水供給システム建設事業では、老朽化の著しい上花輪浄水場を休止または廃止し、同浄水場の配水機能を中根配水場に一元化することを計画。21年度に、設計施工一括方式で事業者を募集したものの参加事業者がいなかったことから、プロポーザルの手続きを中止していた。

 その後、建設コストの急騰などをふまえ事業内容を変更。既存施設を可能な限り活用、将来の給水人口に見合ったコンパクトなシステムとして整備、建設コストを圧縮することにした。

 上花輪浄水場については、江戸川表流水の取水を取り止め、取水・浄水施設を廃止するものの、配水施設に浸水対策を施し、有効容量3000立米メートルの配水池を建設する。

 中根配水場では、中根と上花輪のバックアップ機能を持たせた同7000立米メートルの配水池を新設するほか、安定した水源を確保するため井戸を2本掘削、水道水として利用できるよう浄水施設を整備する。建設予定地は、配水池が既存配水池の北側(現駐車場)、浄水施設が同南側。

 施工は、24~25年度に中根配水場、26~27年度に上花輪浄水場の順で進める。

 また、中根配水場については、「No.2配水ポンプ更新工事」と「井戸掘削工事」を第2四半期にそれぞれ一般競争入札で発注する。工期は順に、9カ月と5カ月。

 なお、前計画では、中根配水場に7500立米メートルの配水池を2池整備することなどを計画していた。

 配水池等水供給システム検討業務は、日本水道設計社が担当した。

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