石巻河南で配水管更新 山崎水系2.1kmとJR横断部 測量や設計を入札(石巻広域水道)

[2023/5/19 宮城版]
 石巻地方広域水道企業団(企業長・齋藤正美石巻市長)は、石巻市河南地区の2カ所で老朽化した配水管を入れ替える。1カ所は山崎系配水管路で延長が2.1km。もう1カ所が石巻市道新田町谷地中線の延長60m。配水管の更新に向けては、調査設計業務2件を指名競争入札、測量業務2件を一般競争入札で委託する。開札日は指名競争が31日、一般競争が6月7日。

 山崎系は、山崎配水場から鹿又地区の方まで延びている管径400mmの配水管が老朽化しているため、耐震性を備えたダクタイル鋳鉄管に入れ替える。中大口径推進1カ所と水管橋2橋が含まれる。

 設計業務は件名が「山崎系配水管路詳細設計業務」で、延長2.1kmの配水管敷設替えと、中大口径の配水管推進1カ所、パイプビームの水管橋2橋について詳細設計をまとめるほか、地質調査を行う。履行期間は2024年1月31日まで。

 測量業務は件名が「山崎系配水管路測量業務」。同市前谷地ほか3字で現地測量や路線測量などを実施する。履行期間は10月31日まで。

 入札手続きは18日に公告した。6月5日まで参加申請書や資格審査書類、入札書を受け付け、同7日に開札する。参加資格は石巻市か東松島市に本社を置き、同企業団の資格承認簿に「測量」の登録があることなど。

 新田町谷地中線の配水管は、道路下に埋設されている管径150mmの塩ビ管が老朽化しているため、耐震性のダクタイル鋳鉄管に入れ替える。同線は延長が数kmに及ぶが、まずはJR石巻線の横断部について設計と測量に着手する。JR横断部は線路下に推進工法で配水管を敷設する。

 設計業務は件名が「新田町谷地中線配水管推進調査設計業務」で、延長60の配水管敷設替えと、小口径の配水管推進について詳細設計をまとめる。併せて地質調査を実施する。履行期間は24年1月31日まで。

 測量業務は件名が「新田町谷地中線配水管推進測量業務」で、鹿又字学校前地区において現地測量や路線測量を行う。履行期間は9月25日まで。入札の日程や参加資格は山崎系の測量業務と同じ。

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