千葉地区に特別支援学校の新設 工事費38億円(千葉県教育庁)

[2023/6/21 千葉版]
 千葉県教育庁は20日、千葉地区特別支援学校(仮称)の新設に向けた実施設計業務について、委託先を選定する簡易公募型指名競争入札の手続きを開始した。千葉市花見川区の旧千葉市立花見川第二中学校の校舎を大規模改造するほか、新校舎棟などを増築し、新たな特別支援学校を整備する計画だ。工事費は38億円規模を想定している。

 県内の特別支援学校では、児童生徒数の増加に伴い、教室不足や施設の狭隘化が喫緊の課題となっている。この課題を解消するため、県教育庁は、学校の新設や既存校の増築などを計画的に進めている。

 千葉地域では、千葉特別支援学校と八千代特別支援学校の新たな受け皿となる千葉地区特別支援学校(仮称)を整備する計画。旧千葉市立花見川第二中学校跡の校舎や屋内運動場などを活用する方針だ。

 増築するのは、新校舎棟(S造3階建て延べ2700平方m)や作業棟(S造平屋250平方m)、電気室・発電機室(S造平屋90平方m)、既存校舎に設置する昇降機棟(S造4階建て延べ70平方m)、キャノピー(S造平屋200平方m)となっている。

 既存の校舎や屋内運動場は大規模な改造や改修を施す。校舎は普通教室棟がRC造4階建て延べ2694平方mとRC造4階建て延べ2372平方mの2棟、管理特別教室棟がRC造4階建て延べ2489平方mの1棟で、3棟がコの字型に接続。屋内運動場はS造2階建て延べ970平方mとなっている。

 このほか、武道場(S造2階建て延べ692平方m)は解体する方針だ。基本設計は中尾建築設計事務所(千葉市稲毛区)が担当している。

 簡易公募型指名競争入札の応募資格要件として、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることや、県内に本店があることのほか、業務実績などを求めている。21日~7月5日に応募調書資料、8月7日~8日に入札書をそれぞれ受け付け、8日に開札する予定だ。

 県教育施設課の大規模改修室によると、2024年の夏ごろまでに実施設計をとりまとめたい考えだ。その成果を踏まえ、24年度にも施工者の選定を進め、早期の着工を目指す。工期は複数年を想定しているという。

 県は、今後10年間の県立特別支援学校の過密状況の解消に向けた取り組みに関する基本的な考え方や具体的な取り組みを盛り込んだ「第3次県立特別支援学校整備計画」を22年3月に策定した。

 この計画に基づき、県立学校の転用可能な校地や校舎を活用した施設整備を進めている。

 23年度予算では特別支援学校整備事業について、7765万円を計上するとともに限度額3億3700万円の債務負担を設定した。

 このうち、旧千葉市立花見川第二中学校を活用した学校の新設については、実施設計費で1億4000万円の債務負担を設定している。

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