江戸川水閘門改築の詳細設計 建設技術研を特定 (江戸川河川)

[2023/6/28 千葉版]
 国土交通省江戸川河川事務所は、江戸川水閘門改築他検討業務の簡易公募型プロポーザルを実施し、建設技術研究所(東京都中央区)の技術提案書を特定した。老朽化した江戸川水閘門を撤去し、全面的に改築する計画。直轄事業として本年度、新規事業化した。同業務の成果を踏まえ、2024年度の着工を目指す。

 同業務では、江戸川水閘門改築の事業効果を早期に発揮するため、周辺整備の実施手法を検討するとともに、水閘門細部の詳細設計をとりまとめる。

 具体的には▽現地踏査▽周辺整備方法の検討▽水門・閘門の詳細設計▽上屋など建築物の設計▽魚道や低水施設の詳細設計▽工事用進入路の検討設計▽耐震性能照査──などを担当する。履行期間は24年2月下旬まで。

 事業名は江戸川特定構造物改築(江戸川水閘門)。本年度、直轄事業として新規事業化された。市川市と東京都江戸川区の境にあり、江戸川放水路分派後の旧江戸川上流端に位置する。

 竣工してから約80年が経過し、施設全体の老朽化が進み、ゲート操作に支障となる不具合が多発している。洪水時にゲート操作ができなくなった場合、せき上げにより上流の水位が上昇し、堤防決壊による氾濫の危険性が高まるため、全面的な改築を進めていく。

 施設は鋼製ローラーゲートで、規模は水門が幅10.6m×扉高5m×5門、閘門が幅13.4m×扉高6.5m×2門。改築することで、江戸川下流部で河川整備計画の目標流量毎秒5000m3のうち、1000m3を旧江戸川へ分派させる計画だ。

 事業内容は、水門(3門)や閘門を整備するほか、電気・機械設備工や管理用通路、現施設の撤去など。事業期間は23年度から33年度までの11年間とし、総事業費は約540億円を概算している。

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