太陽流通サービスが立地 倉庫・事業所を建設 愛島西部工業団地(宮城県 名取市)

[2023/7/6 宮城版]
 名取市愛島台の愛島西部工業団地に太陽流通サービス(本社・福島県いわき市)が立地することが明らかとなった。同社は幹線・軽貨物輸送をなりわいとしており、工業団地内の8300平方mの用地を購入し、新たな倉庫や事業所を建設する計画。市は8月9日に式典を開き、同社と立地協定を結ぶ予定だ。

 愛島西部工業団地は、東北の玄関口である仙台空港や東北自動車道、仙台南部道路などのインターチェンジに近接するなどアクセス性に優れた立地。第2期分譲として全体で約26haほどの造成を計画しており、企業ニーズに合わせたセミオーダー方式で分譲を進めている。

 造成は市と包括業務提携を締結している渋谷商事(名取市)が段階的に進めており、これまでに食品製造業の丸大食品・ミートサプライや建機販売・製造の橋本建機ら5社が進出している。

 今回進出が明らかとなった太陽流通サービスは8300平方mの区画に立地する予定。ここに新しい拠点となる倉庫と事業所を整備する見通し。同社は本社が福島県で、宮城県や関東地域などに営業所を構える。宮城県内には、仙台市宮城野区の卸町に仙台営業所、蒲生に仙台蒲生センターを置いている。

 なお、太陽流通サービスの立地により、現在、工業団地内の分譲可能な用地は5800平方mの1区画。分譲購入申し込みを受け付け中だ。これ以外にも順次、造成を行っていく。

食事処千屋は飲食店整備 閖上東産業用地

 随時公募を行っている同市閖上東産業用地において食事処千屋(名取市)が新たに進出する。こちらも市と8月9日に立地協定を結ぶ予定。産業用地内の広浦に面した計700平方mに立地する計画で、約509平方mの区画に新店舗、約130平方mに倉庫と従業員駐車場を建設する見通し。

 産業用地内で残る区画は、同じく広浦に面した約258平方mと約434平方mの2区画。引き続き進出事業者を募集している。

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