461号大平で橋梁設計 事業概要 88カ所の約57億円を執行(烏山土木)

[2023/8/19 栃木版]

 県烏山土木事務所は、2023年度の事業概要と実施予定箇所をまとめた。事業箇所88カ所で、事業費は約26億円を計画する。内訳は道路整備課が35カ所に約13億円、河川課が11カ所に約2.9億円、砂防水資源課が12カ所に約2.5億円、道路保全課が26カ所に約7億円など。このほか22年度の繰越分約31億円も含め、約57億円を執行する。道路は国道294号や烏山停車場線の電線地中化、那須烏山矢板線の熊田工区の歩道整備、宇都宮那須烏山線の田野倉工区の道路改築などを進め、国道461号大平工区のバイパスは橋梁の詳細設計を策定する。新規の都計道山手通り屋敷工区では、電線共同溝の予備設計や用地測量を予定。なお、那須烏山市の荒川(塩谷)の災害復旧助成事業には22年度から14億3200万円を繰り越し、引き続き築堤・護岸・附帯工事を推進する。
=2面に事業実施予定箇所

 本年度の重点事業を見ると、国道294号旭交差点や県道烏山停車場線の中央工区は、歩道のバリアフリー化や電線類の地中化を推進している。23年度は、旭交差点で電線共同溝工事や道路改良工事、中央工区で引込・連系管工事を実施。また烏山停車場線の南工区は、駅前の用地測量や電線共同溝の詳細設計を策定しており、用地取得後は工事に着手する。

 通学路対策は、主要地方道那須烏山矢板線の熊田工区で延長890mの道路改築事業を進めている。この区間は江川小学校の通学路となっているが、歩道が未整備で見通しの悪い急カーブもあることから、拡幅と歩道設置を計画。本年度は、用地補償と改良舗装工事を実施する。

 県道熊田喜連川線の三箇工区も、歩道が未整備で急カーブにより見通しが悪いため、延長約1500mの拡幅改良を実施する。現況の幅員6.5mを10.25mにまで拡幅して幅2.5mの片側歩道を設置する計画で、このほど事業説明会を開催。10月頃から用地測量を行い、用地取得後に工事を実施していく。

 国道461号の大平工区は、車道幅員が狭く歩道も無いため、ミニバイパスを整備する。延長は960m、幅員は11.0mで、橋梁3橋(1号橋:橋長35.8m、2号橋:同26.3m、3号橋:同18.4m)を架設する。本年度は、これら3橋の詳細設計を策定する。

 主要地方道宇都宮那須烏山線の田野倉工区は、JR烏山線アンダー部の拡幅や田野倉交差点の改良を中心に、抜本的な道路改築事業を推進している。現在は、占用物件(地下埋設物)の移転が終わり次第、道路を下げて新道を完成させるほか、本年度と来年度で旧道の閉塞工事を実施して事業を完了させる。また、荒川小学校の通学路となっていて歩道の無い箇所でも、歩道の設置工事を進めている。

 街路は、都市計画道路3・5・2号山手通りの屋敷工区で、本年度は電線共同溝の予備設計や用地測量を予定する。この路線は当初の両側歩道から、自転車と歩行者の通行空間を分離するよう計画を変更。また、交差点部は拡幅して右折付加車線を設ける。

 都市計画道路3・4・2号氏家大子線の馬頭工区は、現況が狭あいで歩道も無く危険なため、道路拡幅と歩道整備を実施している。部分的に工事を進めており、本年度も残る用地の取得と道路改良工事を計画する。

 河川は、一級河川荒川(塩谷)改良復旧事業の完了時期を1年延長し、24年度の完了に向けて用地取得を推進するとともに、築堤・護岸・附帯工事を実施する。事業区間は那須烏山市向田から藤田地先までの延長5900mで、下流の向田工区1500mと上流側小倉・藤田工区4400mに分けて事業を実施している。

 荒川(塩谷)では三箇工区でも、交付金事業で河川改修事業に着手する。藤田橋から青雲橋までの約3800mで、堤防の嵩上げや堆積土砂の除去、護岸整備などを計画し、本年度は河川測量や河道詳細設計、用地測量を予定。3次元の測量や設計に向けて、発注の準備を進めている。

 一級河川大内川は、I期地区の馬頭工区で馬頭橋の橋梁上部工や護岸工を実施するほか、II期地区(大内工区)で取水施設の設計や用地調査を実施する。堤防強化緊急対策プロジェクト事業では、一級河川荒川(塩谷)、江川(烏山)で引き続き築堤や護岸工事などを実施する。

 砂防事業は、急傾斜地崩壊対策で三反畑I-Aの崩落土砂防護柵設置工事を実施する。那珂川町矢又地内の国道293号沿いに、延長700mにわたり防護柵を設置するもので、本年度は法枠および待受擁壁工事を実施する。

 新屋敷三号沢は本年度から工事に着手し、用地の手続きを完了させた後、まずは砂防堰堤2基を整備するうちの1基の工事と管理用道路工事を施工する。残る1基は、来年度の施工となる見通しだ。

 道路メンテ(橋梁)は、県道牧野大沢線四斗蒔橋の旧橋撤去工事を行うほか、主要地方道那須烏山御前山線の烏山大橋は、最終段階で歩道の舗装補修を実施する。国道294号の初音橋は、橋梁補修のほか仮設進入路の用地補償を予定する。

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