台風13号の大雨被害 熊谷知事「治水対策を着実に」 (千葉県)

 9月定例県議会が13日に開会し、熊谷俊人知事は、8日の台風13号による大雨被害や対応状況などを報告した。県内では線状降水帯が発生し、茂原市や大網白里市などで浸水被害が発生したことから、着実に治水対策を進めていく考えを表明した。

 台風13号の接近に伴う大雨では、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生し、河川の越水や家屋の浸水、がけ崩れなどの被害が県内各地域で相次いで確認されている。

 県は被害状況の把握や応急対応にあたり、災害対策本部を設置。42市町村にリエゾンを派遣して、連携体制を構築した。防災ドローンやヘリコプターを活用し、上空から情報収集活動を展開している。

 被災市町村が円滑に応急援助を実施できるよう、国などと調整し、茂原市など8市町を対象に即日、災害救助法の適用を決定。被災市町村では、住家被害の認定調査や罹災証明書の交付などを鋭意進めており、県からも応援職員を派遣し、市町村の災害対応業務を支援している。

 熊谷知事は、多くの浸水被害が発生した茂原市と大網白里市に足を運び、現地の状況を確認。4年前の房総半島台風などの教訓を踏まえ、河川の河道拡幅や調節池の設置などに取り組んできた結果、浸水被害の軽減に一定の効果を得ることができたとしている。

 4年前を上回る記録的な雨量により、新たに被害が生じた箇所もあることから、さらなる被害の軽減に向け、直実に治水対策を進めていく考えを示した。

 引き続き、市町村などと連携しながら、被災した県民や事業者へ必要な支援を実施するとともに、被災地域の1日も早い復旧に向け、全庁を挙げて取り組んでいくと力強く語った。

成田空港周辺に
国際産業拠点を

 県議会で熊谷知事は成田空港をめぐる動きについても報告。成田空港周辺地域では、3月に地域未来投資促進法の弾力的な活用が認められた。多古町で空港機能と一体的に利用される国際物流拠点の整備計画、成田市で新たな物流拠点整備計画がそれぞれ表明されている。

 熊谷知事は9月1日、国土交通大臣や経済産業副大臣と面会し、成田空港が今後もグローバルハブ空港としての役割を一層発揮していくため、国際線ネットワークの充実・強化や空港へのアクセス強化、国の競争力強化に向けた国際的な産業拠点の形成などに取り組むよう、申し入れを実施している。

 今後とも国や市町とも連携し、成田空港を活かした本県の成長・発展に取り組んでいく方針を示した。

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