小野土浦線の拡幅を つくば・大子間道路整備で県に要望

[2023/10/6 茨城版]
 つくば市・大子町間幹線道路整備促進協議会(会長・山口伸樹笠間市長)は9月28日、県庁を訪れて、田村央土木部長につくば市・大子町間幹線道路整備促進を求める要望書を手渡した。要望では、同線の計画的な整備の推進と来年度予算での事業費の確保などを盛り込んだ。具体的な内容としては、小野土浦線の新設改良と現道拡幅、笠間つくば線の道祖神峠トンネル化、笠間緒川線の拡幅改良、大子美和線の現道拡幅などを要望している。

 この協議会は、笠間市と石岡市、つくば市、土浦市、常陸大宮市、大子町、城里町の5市2町で構成し、つくば市・大子町間幹線道路の整備促進を目的としている。当日は山口会長と谷島洋司石岡市長、高梨哲彦大子町長、上遠野修城里町長、鈴木定幸常陸大宮市長、木村幸弘つくば市建設部次長、渡辺善弘土浦市建設部長らが県庁を訪れて、田村部長に対して要望活動を行った。

 この協議会が要望する幹線道路は既存の5つの県道で構成し、5市2町を南北に結び、総延長は約100km。つくば経済圏と県央・県北地域の広域的交流促進をはじめ、県南から県北地域までの観光拠点を結ぶ交通ネットワークの構築、さらに災害時には常磐道や国道6号を補完して緊急避難や物資輸送の役割を期待できる重要な幹線道路となる。

 当該路線について、これまでは整備要望に対して各地区で整備を進めてきた。しかし、一部区間では幅員狭小、屈曲、歩道未設置などの改善が必要な箇所があり、幹線道路としての機能が十分に果たされていない状況にある。そこで、同協議会では交通ネットワークの根幹をなす国土強靭化を推進する道路整備の観点から、必要な予算を確保し、計画的に整備することを求めた。

 要望にあたり、あいさつに立った山口会長はこの幹線道路の重要性を説明するとともに、第二次県総合計画の中で同路線の道路構想が示されていることに触れ、「協議会としては、この道路構想について、幹線道路としてしっかりとした位置付けを行うことを要望する。あわせて、各県道のさらなる整備促進をお願いしたい」と述べ、引き続きの尽力を求めた。

 今回の要望箇所は9カ所となる。土浦市からは小野土浦線について、下坂田バイパスの新設改良(延長1.6km)と大畑地区の現道拡幅(延長3.4km)の早期完成に加え、新設延伸構想区間の早期着手を要望。このうち、新設延伸構想区間はつくば霞ヶ浦りんりんロードを越えて、土浦大曽根線を経由し、土浦境線までを結ぶ区間となる。

 石岡市と笠間市は笠間つくば線道祖神峠のトンネル化(延長4km、トンネル部2km)の早期着手を求めた。

 城里町と常陸大宮市は笠間緒川線の拡幅改良を要望。このうち、城里町は徳蔵・小勝・塩子の延長6km、常陸大宮市は下伊勢畑地内の延長0.7kmと小舟地内の延長0.2kmの整備を求めた。

 また、常陸大宮市と大子町は、大子美和線の整備を要望。このうち、常陸大宮市は高部地内の延長0.3kmの拡幅改良、大子町は大沢地内の延長2kmの現道拡幅を求めている。

 各自治体の要望に対し、県は事業箇所の進捗状況を説明するとともに、意見交換を行った。なお、同日には大井川和彦知事と北村孔敬政策企画部長のもとも訪れ、茨城縦貫幹線道路として早期に位置付けを明確化することや、位置付けを明確化するために必要な調査を実施することを求める要望書を手渡した。

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