新病院の工事費47億円増 ECI方式で年内に契約へ(千葉市)

[2023/12/6 千葉版]
 千葉市は5日、ECI方式で整備する新病院について、工事費が47億5000万円増加し、313億5000万円となる見通しを明らかにした。12月補正予算案で継続費の変更を提案しており、市議会で予算が承認され次第、12月下旬にも施工予定者の鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体(JV)と工事契約する方針。早期の着工、2026年3月までの竣工を目指す。

 市議会の保健消防委員会で市病院局が報告した。6月補正予算では、建設資材価格や労務単価などの高騰、病床数の増加に伴い、工事費の関連経費について、増額補正するとともに継続費の総額を269億1980万円に変更した。

 その後、基本協定に基づき、施工予定者から見積書が提出され、社会経済情勢の変化などの影響により、工事費が大幅に上昇していることが判明。施工予定者とコスト削減や設計の見直しなどについて協議した結果、工事費が増額するため、12月補正予算案で継続費を変更する。

 継続費の総額は316億6970万円。年割額は23年度12億7070万円、24年度82億4550万円、25年度221億5350万円。このうち、工事費は313億5000万円を概算している。

 施工予定者と協議により、設計の見直しで9億1000万円、価格交渉で4億1000万円それぞれ減額。市病院局によると、工事費は建築よりも設備関連の上昇幅が大きいという。

 新病院の建設予定地は美浜区の幕張新都心若葉住宅地区で、敷地面積は約3万5000平方m。病床数は349床。本年3月に高度急性期病床を16床増床している。

 病院本体の構造・規模はRC一部S造5階建て延べ3万3637平方m。免震構造を採用する。このほか、付属棟として保育所・薬局棟や立体駐車場を整備する計画だ。

 診療科は内科、小児科、外科、消化器外科、整形外科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、麻酔科、病理診断科、救急科、形成外科、リハビリテーション科、新生児科、心臓血管外科、呼吸器内科、呼吸器外科、歯科口腔外科などを予定している。

 整備手法は設計段階から施工予定者を選定し、実施設計業務への技術協力を行い、仕様などの決定後に施工予定者と工事契約を締結するECI方式を採用。実施設計は日建設計(東京都千代田区)が担当している。

 基本計画策定支援・基本設計業務は日建設計・システム環境研究所共同事業体、実施設計のコンストラクション・マネジメント(CM)業務はプラスPM・シップヘルスケアリサーチ&コンサルティングJV、ECI発注支援業務はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング・プラスPMJVがそれぞれ担当している。

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