整備構想の検討本格化 新拠点ゾーンに文化複合施設(松戸市)

[2023/12/8 千葉版]

 松戸市は、新拠点ゾーンにおける文化複合施設の整備に向けた検討を本格化させている。整備構想策定支援業務をURリンケージ・千葉事務所(千葉市中央区)に委託しているほか、外部有識者6人の意見を聴取する懇談会を設置、文化施設に対する意識やニーズを把握するため市民アンケートの手続きを進めている。懇談会や市民アンケートの結果をふまえ、新たな文化施設整備の必要性や求められる機能などを検討、整備構想としてとりまとめることにしている。

 市では、松戸駅東側の相模台の台地と、それに隣接する公園を活用し、新たな市の顔となる便利で魅力あふれる拠点を整備することを計画。2021年1月に「新拠点ゾーン整備基本計画」をとりまとめた。面積は約6ha、その大部分を国有地が占める。

 整備基本計画では、新拠点ゾーン北側「試みの場」で、図書館や美術ギャラリー、ホールなどの機能を備えた文化複合施設の整備を検討する方針を示しており、土地区画整理事業(第1段階)、市役所機能の再編整備(第2段階)に続く第3段階として、25~26年度に設計をまとめ、27年度に着工するスケジュールを想定している。

 そこで、22年12月には、導入機能についてサウンディング型市場調査を実施、適正な規模や業種を確認するとともに、22、23年度に、整備構想策定支援業務委託をURリンケージ・千葉事務所に委託、整備構想の策定を進めている。契約方法は随意契約。

 今年度は、整備構想の策定に伴う懇談会を6月、8月、10月に非公開で開催し、文化複合施設に求められる機能や課題、施設の複合化による相乗効果や効率化などについて、専門的な視点から意見を交わしている。次回の開催時期は未定。

 ホールや美術ギャラリーなどの各規模については、整備基本計画で、「機能同士のつながりや相乗効果なども見据えた空間の整備が求められる」としていることから、境界のないシームレスな複合施設のあり方や機能について検討するなかで提示していく。

 新たな図書館の規模については、「松戸市図書館整備計画」(15年5月)で「中央館は蔵書100万冊以上」としており、同計画の基本的な考え方を踏襲しつつ検討する方針だ。

 既存施設の規模は、市民会館ホール1212席、同プラネタリウム80席、市内図書館全体の蔵書数約66万冊。

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