消防庁舎の建築工公告 黒川消防署を移転 単体か3社JVが対象(黒川行政事務組)

[2023/12/13 宮城版]
 黒川地域行政事務組合(理事長・浅野元大和町長)は本日、老朽化した黒川消防署庁舎(大和町吉田)の移転新築に向け「令和6.7年度黒川地域行政事務組合消防本部・黒川消防署新庁舎建設工事」の一般競争入札を公告する。日程は現地確認が27日まで、参加申請の提出が2024年1月10日まで受け付ける。入札は2月5日に執行を予定している。

 参加資格は単体か3社によるJV。単体とJVの代表と構成員2は同組合の建築一式工事A(総合評定値1000点以上)であること。単体とJVの代表者は特定建設業であること。構成員3は黒川地域内に本社か営業所を置き、組合の建築一式工事B(総合評定値700点以上)であることなど。

 08年4月から23年3月までの間に公共団体が発注した延べ床面積2500平方m以上の消防本部(局)庁舎か消防署庁舎の新築工事を元請けとして完了した実績も求める。

 組合では1973年竣工の既存消防庁舎が老朽化していることや、2015年の関東・東北豪雨、19年の東日本台風の時には2回とも浸水し、業務に支障が出たことから、災害時にも機能を維持できる場所への移転計画を進めている。

 新たな消防庁舎は現地から北西約3kmに位置し、土地区画整理事業計画の進む吉岡西部地区に移転を予定している。事業地はこれから整備する都市計画道路と町道の交差部に位置し、西側は都市計画道路北四番丁大衡線、南側は吉岡吉田線に隣接する計画だ。

 新庁舎建設地の敷地面積は約9936平方m。新庁舎は耐震構造でRC造2階建て延べ約2981平方mで計画。周囲には約231平方mの主訓練、約294平方mの副訓練1、約244平方mの服訓練棟2などを配置する。基本設計は久慈設計(仙台支社、仙台市青葉区)、実施設計は山下設計(東北支社・仙台市青葉区)が担当した。工期は25年11月28日まで。

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