新病院の整備工事 鹿島・鵜沢JVと284億円で契約(千葉市)

[2023/12/20 千葉版]
 千葉市は19日、新病院の整備工事について、鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体(JV)と契約を締結したことを明らかにした。契約額(税抜)は284億5000万円。老朽化する海浜病院に代わる、新たな市立病院をECI方式で整備していく。施設規模は延べ3万8832平方mを想定。2026年3月の竣工を目指す。

 新病院の建設予定地は美浜区の幕張新都心若葉住宅地区。病床数は成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床の計349床とする。

 病院本体棟の構造・規模はRC一部S造5階建て延べ3万3637平方m。免震構造を採用する。このほか、講堂棟や保育所・薬局棟、附属棟、立体駐車場などを整備する。

 病院本体棟は1階に外来・検査・放射線・救急部門、2階に診療部門、3階に周産期・小児部門、4~5階に病棟を配置する。

 整備手法は、設計段階から施工予定者を選定し、実施設計業務への技術協力を行い、仕様などの決定後に施工予定者と工事契約を締結するECI方式を採用。実施設計は日建設計(東京都千代田区)がとりまとめた。

 本格的な工事に先立ち、24年1月20日に現地で起工式を開く。工期は27カ月を見込み、26年3月の竣工、同年秋ごろの開院を予定している。

 基本計画策定支援・基本設計業務は日建設計・システム環境研究所共同事業体、実施設計のコンストラクション・マネジメント(CM)業務はプラスPM・シップヘルスケアリサーチ&コンサルティングJV、ECI発注支援業務はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング・プラスPMJVが担当している。

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