あり方検討へプロポ 総合運動公園 必要機能やゾーニング(潮来市)

[2025/5/13 茨城版]
 潮来市は、(仮称)市総合運動公園整備の基本計画策定に向けて、あり方検討業務を実施する。4月30日には同業務の公募型プロポーザルを公告した。提案上限額は1362万6000円(税抜き)。潮来IC北側の約60haに整備する地域連携拠点のうち、都市公園ゾーンについて必要機能やゾーニングを検討していく。

 地域連携拠点の整備は鹿島アントラーズFCの新スタジアムプロジェクトの進捗、東関東自動車道水戸線の26年度全線開通などを受けてのもの。整備の際には対象地をスポーツ・賑わいゾーンと都市公園ゾーン、観光交流ゾーンの3つに分割する。

 過年度に策定した基本構想によると、都市公園ゾーンには屋内運動場(アリーナ)やアーバンスポーツ施設、インクルーシブ遊具広場、飲食店・売店、防災施設などを導入。公園の質の向上や管理者の財政負担軽減、利用者の利便性向上を図るため、民間活力の導入も含めた整備・運営手法を計画している。

 今回の業務では▽過年度検討結果の把握・整理▽公園整備・運営の事例調査▽施設利用の需要調査▽市民ワークショップの開催支援▽導入機能・ゾーニング機能▽イメージ図作成支援▽事業スケジュールなどの検討▽公園あり方検討結果のとりまとめ──などを委託。事例調査では地域連携拠点として整備した公園の必要機能のほか、官民連携を行っている公園整備・運営の事業スキームなどを整理する。

 需要調査では屋内運動場の施設規模や機能を検討するため、プロスポーツチームや社会人チームなどへのヒアリングを実施。導入機能・ゾーニング機能の検討では複数案を作成し、比較評価を行う。

 業務の参加要件は原則市の建設工事等入札参加資格者名簿に登載された者。また、過去5年以内に国や地方公共団体などが発注した[1]高速道路インターチェンジ周辺開発[2]都市公園の新設または再整備[3]スポーツ施設の整備──に関する業務実績を求めている。

 参加表明書は16日、企画提案書は21日まで受け付ける。プレゼンテーションは29日に実施し、受託候補者を選定。契約締結は6月上旬を予定している。

 プロポーザルに関する問い合わせは市長公室企業立地戦略室(電話0299-63-1111、内線317)まで。

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