塚田第2小の配置計画まとまる 来年9月議案で発注へ(千葉県船橋市)

[2017/7/29 千葉版]
 千葉県船橋市教育委員会施設課は28日、塚田第二小学校(仮称)の設計について公表した。21日の文教委員会で報告したもので、校舎の配置について東西南北のそれぞれについて検討した結果、東側校舎の配置を選定。30年10月からの約29カ月間を工事期間とするスケジュールも示された。29年度で設計を完了させ、30年度当初予算に3カ年継続費を要望し、工事費を確保できれば請負契約の締結について市議会9月定例会で同意を求める方針だ。

 同校は、西部地域において増加する児童生徒数に対応するため、行田1丁目441番1の一部ほか地先のAGCテクノグラス中山事業所跡地に新設する計画。29年2月15日に開札した一般競争入札で、相和技術研究所(東京都品川区)に新築工事設計業務を委託している。小学校約1万平方m、放課後ルーム約400平方mの規模で、基本設計を開始した。

 29年度で実施設計まで完了させる方針で、30年度当初予算に3カ年継続費を設定したい考え。市議会9月定例会に工事請負契約の締結について提案し、承認されれば10月に着工し、33年2月の竣工、33年度の開校を目指す。

 用地の東側には東武線の線路や踏切があり、南側には既存の工場があり、北側は開発予定であり、西側は保育所の設置が予定されており、校舎の配置について東西南北のそれぞれについて検討した結果、東側校舎の配置を選定した。東側校舎の配置は、グラウンドが最も整形で広い面積を確保でき、また、北側に車の進入路、中央部に児童の登下校の歩行路を設置することにより、児童の安全に配慮することができるとしている。

 教室の配置については、今後の児童数に対応するため、多く普通教室の配置が必要となることから、南向きの教室だけでは足りなくなるため、東向きと西向きのそれぞれについて検討し、西向きを選定。西向きに教室を配置した場合は、東武線による騒音の影響が少なく、東向きに配置するよりも窓を開けることが可能となると考えている。

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