築堤工事5件など追加 仙台で郷六橋の床版工 (東北整備局 発注予定)

[2018/12/7 宮城版]
 東北地方整備局は、5日付で発注予定を更新した。県内の工事は8件を追加しており、うち5件が旧北上川の築堤工事となっている。それ以外では、仙台市青葉区で進める郷六橋(上り線)の床版取り換え工事などを新たに盛り込んだ。全て第4四半期に一般競争入札で発注する。
 旧北上川の築堤工事は▽右岸雲雀野地区中流築堤工事▽右岸住吉中流地区築堤工事▽左岸川口地区下流築堤工事▽左岸川口地区上流築堤工事▽左岸八幡地区築堤工事──を追加。いずれも施工場所が石巻市内で、工期が7カ月。工事の担当事務所は北上川下流河川事務所。
 具体的に見ると、雲雀野地区は、延長120mの築堤と、1万2000立方mの盛土、延長230mの護岸工で、概算工事規模が2億~3億円。
 住吉中流地区は、築堤延長が100m、盛土が4600立方mで、地盤改良工も行う。概算工事規模は3億~6億8000万円で、一般土木C等級の参加を可能とする。
 川口地区下流は、延長110mの築堤、8000立方mの盛土、延長210mの護岸工、70枚の矢板護岸工を施工する。概算工事規模は3億~6億8000万円で、一般土木C等級の参加が可能。
 川口上流地区は、延長240mの築堤、2万4000立方mの盛土、延長80mの護岸工を実施する。概算工事規模は1億~2億円。
 八幡地区は、延長220mの築堤、1700立方mの盛土、延長200mの護岸工を行う。概算工事規模は1億~2億円。
 郷六橋の床版取り換え工事は、橋梁床版工、橋梁付属物工、舗装工、区画線工などを施工する。工種はプレストレスト・コンクリート工事。工期は約6カ月。概算工事規模は3億~6億8000万円。工事担当は仙台河川国道事務所。
 同橋は、仙台市青葉区郷六地区で東北電力の水力発電用の水路上に架かっている。現橋は3径間連続非合成鈑桁橋で、上り線が橋長101m、幅員12.4m、下り線が橋長92m、幅員9m。上下線とも床版を取り換える計画で、下り線の工事は別途発注する。
 発注予定にはこのほか、大崎市内の古川南田地区道路改良工事と、石巻市内の石巻地区歩道整備工事を追加した。2件とも担当事務所は仙台河川国道事務所。
 古川南田地区の工事は、盛土工や函渠工などの一式で、工期が約10カ月、概算工事規模が2億~3億円。石巻地区の工事は、道路土工や舗装工などで、工期が約7カ月、概算工事規模が1億2000万~2億円。

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