工事221件を発注予定 一般競争入札が原則 鳴子分院建設は4四半期(大崎市発注予定)

[2019/4/3 宮城版]
 大崎市は、19年度予算に基づく公共工事の発注予定をまとめ公表した。工事件数は221件で四半期別には第1が92件、第2が114件、第3が13件、第4が2件の工事を計画している。同市では19年度から入札制度を改正し、工事については原則一般競争入札で発注するため、随意契約の2件を除き、一般競争入札の公告を予定している。主な工事では第4四半期に総合評価方式で大崎市民病院鳴子温泉分院建設工事の公告を予定している。
 市では医療を安定的かつ継続的に提供していくために、経営の効率化や再編・ネットワーク化など4つを柱とした「新大崎市民病院改革プラン」とその行動プランである「大崎市病院事業病院ビジョン」を策定した。
 鳴子温泉分院については老朽化も著しく、入院患者数も年々減少しているため、適正な病床数の新病院への建て替えるため新病院への建て替えを行う。
 新病院の建設場所は既存の鳴子温泉分院敷地内。新病院は一般病床40床(うち地域包括ケア病床10床)で計画を予定。構造規模はS造2階建て延べ3500平方mを想定している。駐車場は約150台分を確保する。地質調査や設計は共同建築設計事務所(東北支社・仙台市青葉区)が担当している。業務履行期限は10月31日まで。
 建設工事の工期は約1年2カ月を見込み、20年度末までの完成を予定している。供用開始は21年度を目指している。
 各部ごとの発注予定では、建設部で87件の工事を計画している。建設課では32件のうち、北原地区周辺道路改良工事を3工区に分けて発注などを見込んでいる。建築住宅課は26件のうち、半数近い11件の小中学校空調設備設置工事を第2四半期に発注する。また旧中山小学校校舎等解体工事を第1四半期、子育て支援施設の完成に伴う中央児童館解体工事を第3四半期に公告する。下水道課は23件を予定。都市計画課は土地区画整理土地造成工事など6件の工事を計画している。
 各総合支所分は松山が6件、三本木が4件、鹿島台が5件、岩出山が10件、鳴子が9件、田尻が7件。このうち建築工事は鹿島台支所の杉ケ崎創作館改修工事が第1四半期、岩出山支所の感覚ミュージアム外部および外構工事が第2四半期に公告を予定している。
 水道部施設課発注分は56件の工事を予定し、第1四半期に総合評価方式の国道47号(古川)配水管敷設工事や同(鳴子温泉)配水管敷設替工事上原浄水場(鳴子温泉)改修工事の発注を見込む。
 このほか総務部8件、民生部で3件、市民協同推進部で3件、産業経済部1件、教育部は17件、大崎市民病院は2件の工事が発注される。

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