年度内にも方針案策定 境川の修景整備で検討会(浦安市)

[2019/12/19 千葉版]
 浦安市道路整備課は市内を流れる境川について、修景整備に向けた検討会を立ち上げた。同河川をA~Dの4ゾーンに分けたうち、未整備のAゾーンとDゾーンの整備について検討するもので、有識者や市幹部で委員を構成し、河川管理者の県(葛南土木事務所)をオブザーバーとして迎えている。年度内にも市としての方針案をまとめたい考えで、整備が概成し、テラスや遊歩道などが整備されたB、Cゾーンのような内容とするかは未定としている。

 修景整備に当たっての方針検討業務は18年度、プロポーザルで選定された公益財団法人リバーフロント研究所(東京都中央区)が担当。今後の整備に向けた資料の作成などを手掛けた。

 現在の境川は、旧江戸川との西水門から東水門の区間(A~Cゾーン)で、県の河川環境整備事業に併せて水辺空間の整備事業が実施されており、このうち新橋から江川橋までのBゾーン(622m)、江川橋から市役所そばの東水門までのCゾーン(702m)が概成。西水門~新橋のAゾーン(390m)は県による護岸の補強工事が完了しているものの、市では修景整備については未着手だと認識しているという。

 一方、東水門から中町地域、新町地域を経て河口に至る区間であるD1中町ゾーン(1,646m)とD2新町ゾーン(1,582m)では、D2で緑道や遊歩道が整備され、一部では護岸のテラスに降りることができる箇所もあるものの、親水性という点は不十分だとした。

 D1ではまた、消防水利のための施設があり、河川に触れられる場所となっているものの、河川管理用通路から水辺へのアクセスはほとんどなく、また遊歩道などの機能もないという。

 これまでの経緯をみると、1989年に「舟の浮かぶ水辺コミュニティ空間の創出」を整備テーマに、A~Cゾーンについて境川修景検討部会により修景を検討。Aゾーン(境川西水門から新橋間)については、86~89年度にかけて小段整備を行ったものの、修景整備は一部で実施したのみとなっている。

 Bゾーンについてはまた、老朽化した矢板護岸の改修と景観・水質改善を目的とし、05年度に着手し、修景整備基本設計を実施。06年度に県と工事基本協定の締結、07年度の実施設計を経た上で、4つの工区に分割し、護岸やテラスなどを整備。市が負担金を支払い、県が整備した。

 Cゾーンは97年度から着手し、県と工事基本協定を締結。県が護岸改修し、市が修景部分の費用を負担し、15年度に整備が完了した。

 また、境川東水門から河口部間(Dゾーン)は、94年度に境川下流部整備構想検討会により、第1期埋立地部(中町地区)は護岸の根継と小段の整備などを検討。第2期埋立地部(新町地区)については、最下流部への高潮対策用水門設置が検討されている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.