栃木市斎場 交差点改良を第3 西側進入路は21年度

[2020/9/29 栃木版]

 栃木市は、岩舟地区にある旧南部清掃工場跡地を計画地に、斎場の再整備事業を進めている。同事業に伴い、周辺道路の整備も進めている。市斎場準備室によると、20年度は、市道61095号線の交差点改良工事を実施するとしており、第3四半期にも工事を発注する見通し。21年度には、西側進入道路の整備工事も行うとしている。市道61095号線の交差点改良工事については、1億1000万円の事業費を計上している。

 市斎場は施設の老朽化など、現在の火葬能力では今後の火葬需要の対応が困難であるため、市は、旧南部清掃工場跡地(岩舟町三谷1220-1他)を計画地として、斎場の再整備事業に着手することとなった。再整備事業の手法についてはBTO方式を採用。入札を行い、現在のところ整備事業者の選定を進めており、11月にも落札者を決定する見込みだ。

 斎場の関連整備としては、斎場にアクセスする市道61095号線について、進入路として整備を計画。計画地の南で、旧広域農道の市道01001号線との交差点の改良工事を行うとしている。工期は、11カ月を予定。同改良工事の設計は、栃木県用地補償コンサルタント(栃木市)が担当している。

 改良については、01001号線で東から北の斎場方面へ右折するため、拡幅して右折レーンを設置するという。右折レーンは延長215mで、幅員は7.5~10.8mにするとしている。交差点については認定外道路と交差しているため、同道路のトンネルとなっているボックスカルバートも合わせて整備するとし、延長する工事も行うとした。

 敷地西側の山際については、現在のところ認定外道路が通っており、円滑な交通を行うため、西側進入道路として、排水整備や拡幅改良を行うという。西側進入道路の設計は、栃木県用地補償コンサルタントが担当した。

 現在の計画では、南側の延長100mは進入路として扱い、幅員を5mに拡幅。側溝(400×400ミリ)も合わせて設置する。進入路南側では排水用として、側溝(L14.5m、500×500ミリ)、ボックスカルバート(600×600ミリ)、集水桝も設置するほか、ブロック積擁壁も整備する。北側の延長202.4mは斎場の管理用道路とし、幅員を3mに拡幅。U字溝(300×300ミリ)も合わせて整備する。ボックスカルバート(300×300ミリ)、集水桝も整備するほか、車止めや防草コンクリートも整備するとしている。

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