JR両毛線橋は161m 栃木環状線など 今泉町工区3700m事業化へ 県道路整備課

[2021/09/07 栃木版]
 県道路整備課は、栃木市の一般県道栃木環状線ほか1路線の今泉町工区3700mの2022年度からの事業化を決め、パブリックコメントを開始した。この区間では、JR両毛線橋梁161mと普通河川を函渠工4基で整備する計画で、当面は暫定2車線での供用を目指す。総事業費には約60億円を試算し、事業着手の22年度には構造物詳細設計や用地調査に着手する見通し。

 栃木環状線今泉町工区は、都市計画道路3・3・3号小山栃木都賀線の一部を構成し、北側の23年度に完了予定の大宮町工区と、南側の25年度に完了を見込む主要地方道栃木小山線卒島II工区の間に位置する。

 本年度は道路詳細設計を進めており、JR両毛線との交差位置を決めルートを確定して、22年度からの事業化に備えていく。延長3700mの内訳は、栃木環状線が北側2460m、栃木小山線1240mとなる。

 暫定2車線による標準幅員は20mで、車道3.25m×2車線に路肩1.5m、施設帯が1mで、両側の副道5m×2車線を確保する。将来の完成形の4車線は標準幅員を31mとし、車道3.25m×4に中央分離帯2mを確保する計画。

 主要構造物は、JR両毛線を斜めからオーバーパスする橋梁1基(L161m)と、普通河川4カ所を渡河する函渠工4基を施工する。

 整備スケジュールは、22年度に構造物詳細設計や用地調査へ着手して、22年度から用地取得を始め、工事実施は24年度から31年度まで7年間を想定した。事業費の内訳は、測量設計費1億円、用地補償費25億円、工事費34億円を見込む。

 今泉町工区は「とちぎの道路・交通ビジョン2021」で、一般広域道路「栃木西部都市連絡幹線」として位置づけられる重要な路線。小山市中心市街地から栃木市東部を経由し、北関東自動車道都賀ICに至る3・3・3号小山栃木都賀線の一部を担う、都市間連携の強化に資する道路としている。

 現在、栃木市の市街地では東側の道路ネットワークが脆弱なため、中心市街地に通過交通が流入。大町交差点や万町交番前交差点は朝夕を中心に慢性的な渋滞が発生するなど、課題が多い。

 事業は小山・栃木間の連携強化に加え、都賀ICへのアクセスを強化することが目的。また、中心市街地に流入する通過交通を分散し、交通渋滞の緩和を図る。

 事業化に当たっては、主要構造物に新工法を採用するなどコスト縮減を図るほか、再生材の利用や建設発生土の公共工事間の流用に努める。副道は既設の市道を活用し、コスト縮減を図るとしている。

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