新図書館のプロポ公告 単体か設計JV 委託上限は約1.1億円(宮城県 柴田町)

[2023/1/17 宮城版]
 柴田町は16日、「新図書館建設設計業務」の委託先を選定するプロポーザルを公告した。基本計画・基本設計・実施設計を一括して委託するもので、業務の提案上限額は1億1203万0600万円(税込み)。施設規模は蔵書数が8万冊、床面積が上限1500平方mをベースとする。プロポには単体か2~3者の設計JVでの参加を求め、申請書を29日まで、提案書を2月14日まで受け付け、3月1日に結果を通知する。建設工事は25年度第4四半期の発注・着工を見込む。

 プロポの参加要件を見ると、単体企業は県内に事業所を置き、県の建築設計の登録または町の入札参加資格を持つ一級建築士事務所であること。併せて図書館・公民館など延べ1000平方m以上の同種・類似施設の新築・改築にかかる基本・実施設計業務の履行実績を求めた。

 JVは3者以下で自主結成し、代表者が▽県内に事業所▽県の建築設計の登録か町の入札参加登録▽建築設計を主とする設計事務所(一級建築士事務所の登録)──など。構成員は一級建築士事務所の登録が必要。業務実績は単体と同様で、代表者か構成員のうち1者が満たしていること。

 審査は2段階方式で、第1段階で参加申請者から5者程度に絞り、提案書を2月6~14日に受け付ける。同27日に第2段階のプレゼンテーション・ヒアリングを実施する。審査は平岡善浩宮城大学教授を委員長とする5人の審査委員会で行う。結果通知後、3月中旬までの契約を目指す。

 新図書館は船岡地区の文化・交流の中心エリアとなる船岡西1丁目の敷地面積約5000平方mに建設を計画。同地区の都市再生整備計画において、まちづくりの核となる施設に位置付けている。そのため、プロポの提案では基本計画の策定方針やプロセスのほかに、都市再生整備計画における新図書館とまちづくりの関係、周辺地域の景観形成、拠点としてのデザインの考え方などをポイントに置く。

 設計業務全体の履行期間は25年10月末まで。基本計画において整備方針・計画をまとめ、施設の全体像を決定する。基本構想では複数人で使用できる「調べ学習スペース」や一般図書コーナー、子ども連れエリアなどの開架スペースと、閉架書庫、研修室、トイレ、公衆無線LAN、事務室など想定している。

 建設工事費は13億5000万円以内を予定。工事は25年度第4四半期(26年1~3月)に発注・着工し、27年度上半期の竣工を見込む。入札・契約方式は検討中。準備期間を経て、28年度当初のグランドオープンを目指す。

 同町の既存図書館は、暫定施設として、2010年にふるさと文化伝承館内(しばた郷土館内)に開設。収容可能冊数が限られ、閲覧スペースが十分に確保できないなどハード面に課題を抱えている。伝承館自体もバリアフリー未対応で、さらに築30年以上が経過する。これらの課題から新しい図書館の必要性が高まっている。

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