普通建設費 3年連続上昇 1兆円超え予算維持(宮城県総務部)

[2023/2/6 宮城版]

24年度予算案のキャッチフレーズを「次代への連綿予算」と銘打った村井知事

24年度予算案のキャッチフレーズを「次代への連綿予算」と銘打った村井知事

 宮城県総務部は2月6日、2024年度予算案を発表した。一般会計の総額を1兆0238億1258万円とし、13年連続で1兆円台の予算を確保する考え。普通建設事業費は3年連続の増加を見込み、河川改修や高校の建て替え、宮城県美術館の改修などを推進する考え。NPOプラザと複合化する新県民会館の建設には、4年間で400億円近い債務負担を設定する方針だ。予算案は2月13日開会の宮城県議会2月定例会に提出する。

 24年度予算案は、村井嘉浩知事が記者会見して主要事業などを発表した。

 前年度までに計上されていた新型コロナ対応に関する多くの経費がなくなったため、一般会計は前年度より5.1%(553億9292万円)の減少を見込む。前年度を下回るのは2年連続。一般会計における投資的経費のうち、普通建設事業費は1164億6897万円を計上。前年度比で4.2%(47億4732万円)増となり、3年連続で前年度を上回る見通し。一方、災害復旧事業費は前年度比で30.8%(33億4955万円)減の75億1346万円を計上。22年7月豪雨災害の復旧費などを引き続き計上したものの、それ以前の災害復旧が落ち着いたため、大幅な減少を見込む。

 大衡村に進出することになった半導体企業の支援など、24年度予算案には「みやぎシリコンバレー形成支援事業費」などを盛り込んだ。また、DXの推進に関する事業費も計上。村井知事は24年度予算案のキャッチフレーズを「次代への連綿予算」とし、単発的な予算ではなく将来にわたって連綿と続いていく予算であることを強調した。

新県民会館に債務負担394億円

 一般会計に計上した主な建設関連費を見ると、新県民会館の整備に向けた事業費として、設計の継続に必要な3億7060万円を計上した。また、25~28年度までの4年カ年で限度額を394億5900万円とする債務負担を設定する方針だ。

 新県民会館については、24年度予算案に工事費の計上はない。しかし、宮城県は工事発注に向けて、夏から秋ごろにかけてWTO対象の入札手続きを進める方針だ。

 宮城県美術館のリニューアルには、24年度分の工事費などに15億4420万円を計上した。館内を大規模に改修して展示スペースを拡張するほか、老朽化した給・排水管など設備改修を行う。

 県立高校の整備費には、佐沼高校や視覚支援学校の校舎改築などに118億3146万円を計上。合わせて、限度額を79億1200万円とする債務負担を設定する。継続している栗原警察署の新設、岩沼警察署の建て替えには、警察署建設費として24億1680万円を計上した。

 国土強靭化に関しては、新・災害に強い川づくり緊急対策費として5億6700万円を計上。漁港海岸に設置する防潮堤の整備費に、16億7000万円を計上した。また、地域を守る建設業の防災対応力を強化する施策を24年度も継続し、支援費として3000万円を計上。災害時に必要な資機材の購入費などを助成する。

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