16号沿い倉庫4棟15万平方m 野田綜合開発が地区計画を提案(野田市都計審)
[2025/5/14 千葉版]
野田市は、5月23日に予定している市都市計画審議会で、野田綜合開発(東京都渋谷区)による地区計画の提案に関して報告する。同社は、国道16号沿いの船形上原四(ふながたかみはらよん)地区で、倉庫4棟延べ15万2711平方m規模の新築を計画していることから、同市は、今後、都市計画決定の手続きを進めていく方針だ。
市民がより主体的・積極的に都市計画に関わっていくことができる制度として、2002年度に「都市計画提案制度」が創設された。この制度を活用し、民間事業者から市街化調整区域における地区計画の提案があった。
同市では、都市計画決定する必要があるかどうか判断するため、庁内の都市計画提案検討委員会で協議。その結果、都市計画決定すべきとの結論が出されたため、手続きを進めていく。
対象となるのは、野田市船形字上原四1647番ほか111筆の約10.1ha。
国道16号に面し、常磐自動車道・柏ICから11km余に位置している。流通地区9.3haと、沿道地区0.8haからなる。
地区内には、既存施設として「ガリバー16号野田店」や「丸運・野田物流センター」、「東西海運野田ヤード」などがあり、一部移転することなどを計画している。
沿道地区には、同地区内の事業者が移転する予定で、店舗などの設置も計画している。
市では、原案の縦覧や県との協議を経て、9月下旬の都市計画決定の告示を目指すことにしている。