予定価格が約10.2億円 交流センター新築工 28日まで参加受付(山元町新坂元駅地区)

[2016/4/21 宮城版]
 亘理郡山元町は20日、新坂元駅周辺市街地に整備する地域交流センターについて、新築工事の条件付き一般競争入札を公告した。工事は、RC造2階建ての本体建築と電気・機械設備、外構の一括となっている。入札参加資格には、県内に事業所を置くことなどを求めた。28日まで参加申請書を受け付け、5月26日に開札する。予定価格は10億2160万円。

 公告名は「仮称・坂元地区地域交流センター新築工事」。施工地は、新市街地の整備が進む地区南西側で面積が5644平方m。同センターは、RC造2階建てで、延べ床面積が駐輪場も合わせて2251平方mとなる。

 施設は、ユニバーサルデザインとし、平時には地域交流の拠点とする。災害時には、避難所や消防団の詰め所として機能させ防災拠点の役割を担う。また、坂元公民館と坂元支所の機能を移転させる計画だ。工期は29年4月28日まで。設計は、日立建設設計(東北支店・仙台市青葉区)が担った。

 所在以外の入札参加要件は、経審の建築一式工事の総合評定値が1100点以上かつ一級技術者数が10人以上であること、建築一式工事の特定建設業の許可を受けていることなど。

 入札参加申請書は、あす21日から28日まで、同町教育委員会生涯学習課(浅生原字日向12、中央公民館1階)で受け付ける。開札は5月26日の午前9時から、同役場第3仮庁舎2階会議室1で行う。開札後、町議会6月定例会で工事請負契約の承認を経て着工、29年7月の供用開始を目指す。

 地域交流センターは、新山下駅周辺市街地(つばめの杜)にも新築する計画で、28年度分の工事費に16億1329万円を予算化したほか、期間を28~29年とする限度額7億1500万円の債務負担を組んだ。計画では、敷地面積5620平方mに、RC造3階建て延べ3822平方m規模で整備する。6月までの工事発注を目指し、準備を進めている。設計は、山下設計(東北支社・仙台市青葉区)が担当だ。

坂元地域交流センター完成イメージ

坂元地域交流センター完成イメージ

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