1月に防潮堤工事4件 下半期80件を発注予定(気仙沼市)

[2016/10/5 宮城版]
 気仙沼市は、1日現在の発注見通しをホームページに公表した。下半期は80件の工事発注を予定する。主な工事では、来年1月に防潮堤工事4件の制限付き一般競争入札を見込む。内訳は、川原漁港海岸の最知川原防潮堤他と、大沢(唐桑)漁港海岸の大沢護岸他、宿舞根漁港海岸の藤浜護岸他が2件。いずれも災害復旧工事で、工期は最知川原に24カ月、残り3件に12カ月を設定している。

 防潮堤の工事は、担当課の水産基盤整備課によると、年度当初に26カ所の工事発注を予定していた。本年度の一般会計1号補正予算には、海岸保全施設整備事業に限度額77億5300万円、漁港施設等災害復旧事業に同78億6000万円の債務負担(28~30年度)を組んだが、まだ1件も発注に至っていない。

 来年1月に入札を予定する防潮堤工事のうち、最知川原防潮堤他は、延長955mの本体工と基礎工、3基の陸閘工、2基の水門工を施工する。概算工事規模は35億~46億円。

 大沢護岸他は、延長319mの本体工と、延長335mの基礎工で、概算工事規模が8億2000万~11億7000万円。

 藤浜護岸他は、1件が延長298mの本体工と基礎工、8基の陸閘工などで概算工事規模が9億1000万~13億円。もう1件が延長136mの本体工や2基の陸閘工などで概算工事規模が4億5000万~6億4000万円となっている。

 防潮堤工事はこのほか、駒形漁港海岸の駒形護岸他災害復旧工事を月内に入札する予定になっているが、まだ公告されていない。工事内容は延長318mの本体工や4基の陸閘工など。概算工事規模は7億~10億円で、工期に12カ月を見込む。

 下半期の工事発注はこのほか、道路の改良工事9件、道路の災害復旧工事12件、下水道の災害復旧工事5件、コミセンの新築工事2件、消防屯所の建築工事3件、集会所の新築工事6件などを予定している。

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