陸上競技場を大規模改修 トラックは全天候型に(千葉県鎌ケ谷市)

[2016/12/7 千葉版]
 陸上競技場の改修を計画している千葉県鎌ケ谷市文化・スポーツ課は、改修工事の設計業務をアーバンデザインコンサルタント(東京都新宿区)に委託して進めている(委託額650万円)。全天候型のウレタン舗装のトラックにすることなどを想定しており、同市の後期基本計画第4次実施計画(29~32年度)の案では約6億1600万円を投じて、30年度にフィールドとトラックを改修するとしている。また、メインスタンドについては32年度に、実施設計を行う見通し。

 同業務(税抜き予定価格1049万6000円)の対象とするのは、初富地先にある陸上競技場の実施設計A1・5haのほか、4級基準点測量N12点、4級水準測量L0・25km、現地測量A2・0ha。設計工期は29年3月31日まで。

 陸上競技場の改修は、陸上競技場のフィールド、トラック、メインスタンドの改修及び、日本陸上競技連盟第4種公認取得に必要となる備品を購入する。現時点では、既存のクレートラックを全天候型のウレタン舗装に改修するほか、フィールドについては人工芝を張り替える計画。

 10月1日~30日の期間で意見募集(パブリックコメント)をした第4次実施計画(29~32年度)の案では、陸上競技場改修事業として多額の経費を要する事業等に位置付けられている。それによると29年度の事業費は414万8000円で、フィールドとトラック実施設計(積算業務)を予定。

 フィールドとトラックの改修工事が計画されている30年度の事業費は6億1658万4000円。31年度は備品購入の事業費として5368万9000円を見込む。32年度は、メインスタンド実施設計に376万円を計上している。

 このうちメインスタンドは、RC造2階建て延べ約783平方mの構造・規模。昭和63年10月月の完成で、新耐震基準で建設されているものの、経年により一部老朽化している。このためメインスタンドの改修では、外壁、フェンスの改修のほか、観客席のシート張替などが見込まれている。

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