北千葉道路市川~鎌ケ谷の手法確認 掘割2km、高架構造7km(千葉県道路協議会)

[2016/12/20 千葉版]
 千葉県道路協議会は19日、28年度第1回の協議会を県庁中庁舎4階の県土整備部会議室で開いた。北千葉道路の整備手法などを議題としたもので、市川~鎌ケ谷間の約9kmについては北千葉JCTから約2kmを掘割構造、残りの約7kmは高架構造とすることなどを確認した。

 国道464号北千葉道路の全体約43kmのうち、外環道から鎌ケ谷市間の延長約9kmについては、国により調査が進められており、28年9月に調査の状況報告が行われた。

 はじめに県土整備部の野田勝部長が今回のメーンテーマとなっている北千葉道路について、27年度から国で実施している直轄調査の結果、28年9月には規格の高い道路と併設した構造案が示されたことを説明。11月21日に森田健作知事とともに国土交通大臣に要望したことを報告。
 
 「石井大臣から道路協議会を年内に開催し、有料道路事業を活用した整備案を検討したいとの発言を得たことを受け、本日の開催に至った」と述べて、協議会の開催目的を確認した上で、「委員から忌憚のない意見をいただき、引き続き本県の道路行政の推進に努めてまいりたい」と締めくくった。

 議事では国土交通省関東地方整備局、県、千葉市、東日本高速道路、首都高速道路が以下の事項を確認している。
 
【北千葉道路の整備手法】
▽市川~鎌ケ谷間は高架構造を基本とする。ただし、北千葉JCTから約2kmの区間は千葉外環との連続性等を踏まえ掘割構造とする
▽鎌ケ谷~国道16号間も専用部の一体構造とする(専用部の導入)
▽市川~国道16号間は有料事業を活用した自動車専用道路として整備する

【国道464号の直轄編入について県より要請】
▽国道464号全線について直轄編入を行う要請があった
▽まずは、早期に整備が必要な市川~国道16号間の直轄編入を行う旨の要請があった

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