クリーンC跡にリサイクルプラザ 基本計画・基本設計へ(千葉県松戸市)

[2017/4/15 千葉版]
 千葉県松戸市は、リサイクルプラザ(仮称)の基本計画等業務について14日、制限付き一般競争入札の実施を公告した。六和クリーンセンターを解体した跡地に同プラザを建設するもので、入札参加申請期間は4月20日11時まで。5月15日に開札して業務を委託し、29年度で基本計画や基本設計をまとめるほか、PFI導入可能性調査なども行う方針だ。

 同業務(税抜き予定価格5180万円)は、七右衛門新田316-4地先に31年度からの建設を検討している同プラザについて、客観的で専門性の高い技術や知識を持って、建設や運営等に必要となる様々な関連業務を円滑に行うための支援業務。

 委託するのは▽生活環境影響調査▽基本計画▽基本設計▽都市計画変更▽PFI導入可能性調査──で、履行期間は30年3月30日まで。

 主な参加資格要件は、市の入札参加業者資格者名簿に登載され、測量・コンサルタント部門の「土木:廃棄物」に登録をしていることなど。過去10年以内に人口35万人以上の地方自治体または一部事務組合発注の、一般廃棄物処理施設における基本計画基本設計業務及び生活環境影響調査を履行した実績も求める。

 ISO9001及びISO14001の認証を取得しており、国土交通省に備える建設コンサルタント登録簿に「廃棄物」「建設環境」部門の全てに登録があることや、日本廃棄物コンサルタント協会に会員登録されており、かつ、建設コンサルタンツ協会の会員企業であることも必要。

 同市では、六和クリーンセンターを31年度末で停止するにあたり、32年度より燃やせるごみを市外搬出するため、資源リサイクルセンターの一部を解体し、ごみを積み替えする中継施設を建設する。また、粗大ごみを効率的に処理するため、六和クリーンセンターを解体し、リサイクルプラザを建設する。

 六和クリーンセンターについては解体するため、総額14億1000万円の継続費(年割額は29年度5億6400万円、30年度8億4600万円)を29年度予算に設定。解体工事は第1四半期に一般競争入札で発注される予定。

 今回委託する業務のうち、リサイクルプラザ基本計画の処理設備計画では、処理方式や設備構成・処理フローなどを検討。施設の運営維持管理の方式について公営方式、PFI事業との民活方式で行う場合について検討を行うとともに、全体配置計画、事業スケジュールも作成する。

 基本設計のうち土木設計では、土地造成計画、外構施設計画なども検討。建築基本設計では、同プラザを構成する工場棟、管理棟、展示施設等、計量機棟などについて、設備を建築物内に収納する特殊な建築物であることを考慮し、施設の構造や規模などを検討。施設規模、処理方式、立地特性、環境条件を十分考慮し、発注仕様書を作成する。

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