佐津間県住3棟86戸 簡易公募で基本設計(千葉県土整備部)

[2017/8/2 千葉版]
 千葉県土整備部住宅課は1日、佐津間県営住宅(仮称)の基本設計業務(平成29年度)について、簡易公募型指名競争入札(電子入札)の実施を公示した。応募調書資料の提出期間は8月21日~23日午後5時、入札書の受付期間(第1回目)は9月25日~26日午後1時30分で、9月27日に開札して業務を委託し、3棟86戸、延べ約5380平方mの同住宅の基本設計を29年度でまとめる予定だ。1期の1棟約30戸程については、30年度で実施設計を完了させ、31~32年度で建設する見通し。

 同業務については、6月補正予算で1384万円を新規に計上。[1]A棟(1期)[2]B棟(2期)[3]C棟(3期)──のほか、集会所、駐輪場などを基本設計の対象とする。3棟いずれもRC造3階建てで、想定している延べ床面積は[1]約1810平方m[2]約1708平方m[3]約1862平方m。18年度には現代計画研究所(東京都練馬区)に、佐津間県営住宅検討調査業務を委託している。

 主な応募要件をみると、県の資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されており、県内に本店があることなど。配置予定管理技術者について、過去10年間に元請けとして、RC造、SRC造またはS造で1棟の延べ面積が900平方m以上の建築物の新築、増築または改築に係る基本設計または実施設計業務の経験を求める。

 同住宅の建設予定地は、鎌ケ谷市佐津間字火焼田222-9地先の市街化調整区域(敷地面積約9920平方m)。県営住宅長寿命化計画(計画期間:23~32年度)では、県営住宅における建替事業等の実施方針として、佐津間県営住宅用地(1期)が位置付けられている。

 それによると、佐津間県営住宅用地は、14年に86戸の県営住宅を建設する計画で用地を取得。鎌ケ谷市の北側、柏市との市境付近に位置し、敷地西側は戸建住宅地、東側は河川で閑静な立地となっており、計画期間中に第1期(30戸程度)を建設するとしている。

 今回の簡易公募型指名競争入札の実施にあたり公表された特記仕様書によると、設計与条件として1期工事としては1棟、30戸程度を建設する予定で、次期以降については同プランで2棟程度の建設を想定。工事を行う上で必要となる進入路等の検討を行い、工事施工が可能な設計とするほか、1期工事部分の設計においては、次期以降の工事施工に配慮した計画とすることとしている。

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