箱堤交差点を立体化 国道4号/仙台拡幅の事業変更 評価監視委が承認 (東北整備局)

[2019/1/12 宮城版]
 東北地方整備局は、国道4号仙台バイパス(BP)の拡幅事業で、新たに箱堤交差点の立体化を進める。立体化区間の延長は約1.4kmで、事業費に120億円を試算。これに伴い、仙台拡幅は全体延長をこれまでの4.6kmから6km、事業費を243億円から363億円に変更するとともに、事業期限を1年延長し2024年度までとする。
 道路事業の変更内容は、11日に同局で開かれた本年度第2回事業評価監視委員会(委員長・遠藤孝夫東北学院大学工学部特別教授)で報告され、審議の結果、事業継続として了承された。
 箱堤交差点は、仙台市若林区卸町で国道4号仙台BPと、仙台市道の元寺小路福室線が交わる場所。産業集積地に位置しており、物流を担う大型車の混入率が高い。ピーク時間帯の交通量は仙台BPの近隣交差点の中で最も多く、ボトルネック箇所となっている。
 計画では、元寺小路福室線の上に仙台BPの跨道橋を架設する。跨道橋は延長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁を想定。その前後に盛土を含む取り付け道路を整備するため、立体化区間の延長が約1.4kmになる。
 立体化の事業費は、橋梁に66億円、道路改良に24億円、構造物に13億円、舗装に17億円の計120億円を見積もっている。
 コスト縮減への取り組みでは、法面の防草板を従来のコンクリートブロックから「軽量素材のポリプロピレン製中空積層版」(新技術)に変更する。
 仙台拡幅はこれまで、4車線で整備されている仙台BPのうち、同市宮城野区苦竹の苦竹インターチェンジ(IC)から、同市宮城野区鶴ケ谷の鶴ケ谷交差点までに至る延長2.8km区間を6車線化する計画だった。箱堤交差点の立体化に伴い、事業区間を苦竹ICから南側に延長約1.4km延ばす。
 1989年に事業着手しており、これまでに苦竹ICから北側の山崎交差点までに至る延長2.8kmが6車線化を終え、供用済みとなっている。現在は山崎交差点から北側の延長1.8km区間で6車線化工事を進めている。昨年3月末時点の事業進捗率は約78%で、執行済み額が189億円。
 第2回目の事業評価監視委では、委員から箱堤交差点の立体化が承認される一方で、同交差点より南側にある卸町交差点への影響を懸念する声が挙がった。このほか、鶴ケ谷交差点より北側も混雑度が大きいため、事業区間外ではあるが、事業化の必要性の検討を求める意見も出された。

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